プログラムのコードを編集したり確認したりする時に役立つのが「テキストエディタ」です。

テキストエディタには様々なものがあります。

  • どれを選んで良いのかわからない
  • 今使っているテキストエディタが使いにくい
  • もっと良いテキストエディタがないか探している

種類が豊富だからこそ、そんな悩みを抱えているエンジニアは大勢います。

今回は、テキストエディタの中でも使いやすくカスタマイズがしやすいことで人気を集めている「Atomエディタ」について詳しく解説します。

ずっと1つのテキストエディタを愛用している人も、ぜひ一読して頂けますと幸いです。


Atomエディタとは



Atomエディタ(ATOM editor)とは、テキストを編集するためのソフトウェア「テキストエディタ」です。

プログラミングをする人にとって、使いやすいテキストエディタとの出会いはとても重要。

Atomエディタはテキストエディタの中でも新しい部類に入るエディタです。

この項目では、Atomエディタの基本情報をご紹介します。


情報



2015年に開発されたテキストエディタ。

元々は「GitHub」の共同創業者・クリス・ワンストラスが2008年から開発をスタートさせましたが、多忙が重なり開発がストップしていました。

その使いやすさから、利用ユーザー数は増加の一途をたどっています。

今後さらなる飛躍を期待できるテキストエディタといえるでしょう。


料金

無料で使うことができます。


ライセンス

当初はオープンソースでしたが、現在はMITライセンスを採用しています。


対応OS

Mac、Windows、Linuxに対応しています。

Macのみ、Windowsのみなどのテキストエディタは多くあります。

しかし、Atomエディタのように上記3つとも対応しているテキストエディタは貴重な存在です。


プログラミング言語

  • C++
  • HTML
  • CSS
  • Java
  • JavaScript
  • Python
  • Ruby
  • PHP

などに対応しています。


Atomエディタの特徴・メリット


この項目では、Atomエディタの特徴・メリットを見てみましょう。


無料でありつつ高い性能を誇る

有料のテキストエディタが優秀なのは当然のこと。

ですが、Atomエディタは「無料」でありながら非常に高い性能のアプリです。

無料のアプリだから…と手を抜いた作りにはなっていません。

導入も操作もスムーズにおこなうことができ、プログラミングの作業効率を高めるサポートをしてくれるテキストエディタといえるでしょう。


パッケージでどんどん拡張できる

Atomエディタにはたくさんのパッケージ(拡張機能)が存在します。

このパッケージをインストールすることで、Atomエディタの使い勝手は格段に良くなります。

もともと使いやすいテキストエディタではありますが、効率性をさらにアップさせるためにもパッケージの導入は必須です。


ユーザーインターフェイスが使いやすい

インターフェイスの使いやすさはテキストエディタの選択にとても大切なポイントです。

Atomエディタのユーザーインターフェイスはタブ型なので非常に使いやすく操作性に優れています


Atomエディタのデメリット



ここまでAtomエディタの特徴・メリットを確認しましたが、優れたテキストエディタ・Atomエディタにもデメリットは存在します。

使いやすくするためのパッケージがたくさんあるのはメリットでもありますが、デメリットにもなります。

何故なら、パッケージを入れすぎるとメモリを食ってしまって動作が重くなるからです。

もし、Atomエディタを使っている時に重くなったと感じたら一旦アンインストールすることをおすすめします。


Atomエディタのおすすめ機能①オートコンプリート



この項目からは、Atomエディタおすすめ機能を解説していきます。

1つ目は「オートコンプリート」です。

これは標準でインストールされている機能の1つ。

入力している最中に、HTMLタグなどの入力候補を表示してくれる機能です。

「autocomplete-paths」インストールすれば、ファイルパスを入力している最中に関係があるファイルパスの入力補完もしてくれます。


Atomエディタのおすすめ機能②ペイン分割



現在使っているファイルを分割で表示することができます。

上下左右、指定した方向にペイン分割することが可能です。


Atomエディタのおすすめ機能③対応タグ・括弧ハイライト



記述している時にありがたい機能です。

HTMLタグの開始・終了タグ、対応している括弧をハイライト表示してくれます。


Atomエディタのおすすめ機能④キーバインド



よく使用する機能をショートカットキーとして登録することができます。

「ファイル」の中にある「環境設定」をクリックし、「キーバインド」を選択すると、入力画面が出てきます。


Atomエディタのおすすめ機能⑤折りたたみ



HTMLタグを折りたたむことができる機能も搭載しています。

やり方は簡単です。

まずは行番号にカーソルを合わせ、「∨」をクリックしましょう。

折りたたんだコードを元に戻したい時は「>」を押せば開けます。


Atomエディタのインストール方法



この項目では、Atomエディタのインストール方法について解説します。


公式サイトでインストーラをダウンロードする

まずは「Atomエディタの公式サイト」を開きAtomエディタをダウンロードしましょう。


インストーラを起動する

インストールができたら、自動的にAtomエディタが起動します。

Atomエディタのインストールはとても簡単なので、初めて使う時でも迷うことなくインストールすることができるでしょう。


Atomエディタを日本語化する方法



Atomエディタのインストールが終わり、無事起動することができたら次にするのは「日本語化」です。

Atomエディタは海外製のテキストエディタ

そのため、デフォルト設定では英語表記となっています。

これを日本語化するためには、パッケージによる設定が必要です。


「Settings」を開く

メニューバーの「File」から「Settings」を開きます。

すると、画面右側に「Settings」タブが出てくるので「+Install」を選びましょう。

パッケージ検索入力欄が現れます。

入力欄に「Japanese-menu」と入力して「Packages」を押下。

検索結果に「Japanese-menu」が出てくるので、「Install」をクリックすればパッケージのインストールは完了です。

メニューバー、メニュー表示が日本語に切り替わります。


Atomエディタの初期設定①必要ない画面を非表示にする



初期のままでも使えますが、必要ない画面を非表示にすると、より使い勝手が良くなります。


ガイドが出ないようにする

画面左下にある「Show Welcome Guide when opening Atom」のチェックボックスを外しましょう。

そして、上(タブ)にある「Welcome Guide」と「Welcome」を閉じれば完了です。


ヘルプ表示を消す

「Telemetry Consent」タブを開き、「No, I don’t want to help」のボタンを押しましょう。

そうすれば、この画面は出てこなくなります。


「Register as default atom://URI handler?」を消す

No, Never」を選択すれば非表示になります。


Atomエディタの初期設定②テキストの折り返し



何も設定しないと、テキストを入力して画面端に来たとしても、折り返すことなくスライダーバーが表示されて横に流れてしまいます

見やすさを求めるなら「テキストの折り返し」設定をしておくと良いでしょう。


ファイルから設定する

メニューバーの「ファイル」を選び、「環境設定」をクリックします。

「環境設定」の中に「エディタ設定」があるのでそれを選択してください。


「ソフトラップ」にチェック

「エディタ設定」内に「ソフトラップ」という項目があるので、チェックを入れましょう。

このチェックを入れれば、テキストが画面端に来たら折り返し表示されるようになります


Atomエディタの初期設定③常にファイルをAtomエディタで開けるようにする



txt、php、htmlファイルを開く場合、メモ帳ではなくAtomエディタで開くように設定しておきましょう。


ファイルを右クリックして設定する

まずはtxt、php、htmlファイルを右クリックし、「プログラムから開く」を選びます。


その他のアプリからAtomエディタを選ぶ

「その他のアプリ」をクリックし、「Atom」を選びます。

常にこのアプリを使ってtxt(もしくはphp、html)ファイルを開く」のチェックボックスにチェックを入れて「OK」を押しましょう。


Atomエディタの基本的な使い方①ファイルの開き方



ここからは、Atomエディタの基本的な使い方についてご紹介します。

Atomエディタでファイルを開く方法は3つあります。


ドラッグ&ドロップ

起動中のAtomエディタへテキストファイルをドラッグ&ドロップすれば、簡単にファイルを開くことが可能です。


メニューバーから開く

メニューバーの「ファイル」から「フォルダを開く」を選びましょう。


プロジェクトフォルダを開く

Atomエディタは「プロジェクトフォルダ」の中に必要なフォルダを入れて管理することもできます。

プロジェクトフォルダへの入れ方は簡単です。

メニューバーの「ファイル」から「プロジェクトフォルダを追加」を選択し、プロジェクトフォルダに入れたいフォルダを選べば完了となります。

プロジェクトフォルダを作っておけば、Atomエディタを閉じたとしても「Project」セクションからそれぞれのフォルダを開くことが可能です。


Atomエディタの基本的な使い方②画面の使い方



Atomエディタの画面の使い方を解説します。

先の項目でご紹介したとおりにファイルを開き、コードを記述し終わったら「保存」してみましょう。

メニューバーの「ファイル」から「保存」を選んでクリックしてください。


Atomエディタの基本的な使い方③ショートカットキー



Atomエディタでももちろん、ショートカットキーを使うことができます。

ショートカットキーを駆使することで、作業スピードは驚くほど速くなるでしょう。

Atomエディタを使うなら、ショートカットキーを使いこなせるように覚えることをおすすめします。


Atomエディタの便利な使い方①日本語対応フォントに設定



Atomエディタでは日本語に対応したフォントを設定することができます。


フォントのダウンロード

GitHub」などで日本語対応フォントを探してダウンロードしてみましょう。


Atomエディタにインストールする

ダウンロードしたフォントををAtomエディタにインストールします。

メニューバーの「ファイル」から「環境設定」を押下してください。

そして「Editor」を選択肢、「Font Family」にダウンロードしたフォント名を入力します。

これでフォントの設定は完了です。


Atomエディタの便利な使い方②おすすめパッケージ



Atomエディタを使いこなしたいなら、パッケージのインストールは外せません。

この項目では、数多くあるパッケージの中でも特におすすめのものをご紹介します。


atom-beautify

ソースコードを綺麗にしてくれるパッケージ。様々なファイル形式に対応しています。


linter

htmlタグcssのスペルミス構文間違いなどのチェックをしてくれるパッケージです。


show-ideographic-space

全角スペースの編集記号を表示できるパッケージです。全角スペースが入っていないかを確認したい時に便利。


まとめ



以上、Atomエディタについてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

OSによって使えないテキストエディタがたくさんある中、AtomエディタはWindowsでもMacでもLINUXでも使用可能なテキストエディタです。

OSを問わず使用できる上に、上級者だけでなく初心者も気軽に使えるのがAtomエディタの魅力。

ショートカットキーなどを使いこなせるようになれば、かなりスムーズに操作できるようになるのでおすすめできるテキストエディタです。

色んな機能がついているテキストエディタを使ってみたいと思っている人はAtomエディタの導入を検討してみると良いでしょう。