クラウドワークスのフリーランスエンジニアの仕事内容や単価・評判は?エンジニアとして採用されるレベルとクラウドワークス活用法も伝授!
今回はクラウドソーシングサービスとして有名なクラウドワークスでのフリーランスエンジニアの仕事内容や単価、評判をご紹介します。
クラウドワークスの活用法やフリーランスとして成功している人の特徴についても解説しきますのでフリーランスエンジニアを目指している方はぜひチェックしてみてください。
クラウドワークスとは
国内で最大のクラウドソーシングサービス
クラウドワークスは登録者数が国内でもっとも多いクラウドソーシングサービスです。
そのため大手クライアントが大半を占め、官公庁や上場企業が仕事を依頼しているケースも多々あります。
フリーランスサポート
クラウドワークスにはフリーランスサポートいう制度があります。
この制度は一定の基準を超えた場合、福利厚生を受けられる制度です。
フリーランスとして働きはじめたばかりで決まった収入が入ってこないときに住宅ローンの支払いや休暇期間、引っ越し代などの割引がありサポートを受けられます。
クラウドワークスのフリーランスサポートはフリーランスエンジニアにとって嬉しい制度であるといえるでしょう。
クラウドワークスの案件内容
初心者向けからプロ向けまで案件の幅が広い
クラウドワークスには初心者の方でも簡単に取り組める仕事から経験を積んだ方にしかできないプロ向けの仕事まで多くの案件があります。
仕事内容も様々でシステム開発、Webデザイン、ライティング、BGM制作など非常に多くのジャンルが取り扱われており、クラウドワークスで仕事をして生計を立てているフリーランスエンジニアも少なくありません。
その一方でクラウドワークスにはデータ入力などの簡単に始められる案件も豊富にそろっており空いた時間でお金を稼ぎたい、お小遣い程度でいいからお金が欲しいという方にも多く利用されています。
クラウドワークスが他のクラウドソーシングサイトよりも敷居が低く、副業としてはじめやすいイメージが多いのもこのためでしょう。
本格的にフリーランスエンジニアとして働くこともできる
前述したとおりクラウドワークスでは会社員エンジニアとして働いてきた方がフリーランスとして本格的に仕事をすることもできます。
これまでに自分が培ってきた技術をクライアントに正しく提示することで自らのスキルに見合った金額の報酬を受けることも可能です。
仕事が軌道に乗り、クラウドワークスを続けて利用していけばフリーランスエンジニアとして稼ぐことも夢ではありません。
クラウドワークスの単価はいくら?
クラウドワークスで受注できる仕事の単価はピンからキリまでで、業務内容がシンプルで簡単なものであれば数万円から、システムの根幹に関わることや開発に関することであれば数十万円から数百万円ほどになります。
クラウドワークス上には簡単なプログラム改修からウェブシステムに関する仕事まで様々な案件が存在するのため報酬額に大きなばらつきが出てくるのです。
また単価が安い案件が多いこともクラウドワークスの特徴です。
ホームページ制作を例にとるとデザインやページ数によって変動はありますが製作会社に依頼した場合、一般的に40万円前後が相場で1件100万円で依頼されることもあります。
しかしクラウドワークスの場合は10万円から30万円あたりが相場になっており安い案件だと5万円から10万円の報酬です。
制作会社に依頼するケースの4分の1程度の金額になってしまうため、単価が安い案件を長期に渡って受け続けると必然的に量をこなさなくてはなりません。
クラウドワークスの評判はどうなのか
いい意見が多い
クラウドワークスの評判は全体的に見ていい意見が多くを占めています。
フリーランスエンジニアの働き方を考えるとうまくいかなければ当然収入に直接的に影響を及ぼし、社会的信用も社会人に比べれば低いのも事実です。
会社員とは違って直接技術を教わることも難しくなるでしょう。
フリーランスエンジニアがスキルアップを目指すなら自分で1から勉強する必要があるのです。
しかし一方で仕事が軌道に乗ってうまくいけばメリットが多いのも確かです。
収入が会社員時代よりも多くなったり、場所や時間にある程度とらわれずに自由に仕事ができるようになったり、作業内容の自由度が高くなったりなどのメリットもあります。
クラウドワークスでも自分でクライアントや仕事内容を選ぶことができるためうまく利用することができればフリーランスのメリットを最大限に活かせるのが評判の理由でしょう。
低単価案件や悪質なクライアントには要注意
ごく稀に報酬以上のことを要求してきたり、非常にきつい納期を設定してくるなど悪質な提案するクライアントも存在します。
途中でいきなり連絡が取れなくなるケースもみられるようです。
インターネット上での取引では取引相手の情報が少なくなってしまう傾向にあるのでクライアントの過去の実績や評価などをもとに取引を慎重に進めていくことも求められます。
相場から一脱した低単価案件も同様です。
経験を積んでいけば地雷案件を見分けられるようになれますが、はじめのうちは特に注意しましょう。
フリーランスエンジニアとして採用されるには
フリーランスエンジニアとして採用されるにはいくつかの条件が求められます。
次の3点に気をつけるようにしましょう。
ビジネスマナーを身につけている
社会人として礼儀を身につけていることは当たり前かもしれませんがフリーランスエンジニアはどこの会社にも所属せずに個人で活動する分、責任や信用を全て自分で背負わなければいけません。
ビジネスマナーを身につけているかどうかは非常に重要です。
案件の進行中もビジネスマナーに気をつけましょう。
報告、連絡、相談をこまめに行うことを意識してクライアントと気持ちの良い取引ができるように心がけましょう。
スキルが特化している
フリーランスエンジニアが案件を獲得するには営業活動も自分から行わなければなりません。
その時に自分はどんなことが得意なのか、自分との取引はクライアントにとってどんなメリットになるのか。
これをアピールしなければいい案件を獲得することは難しくなってきます。
広く浅いスキルを持っているよりも何か専門的なことに特化したエンジニアの方がより多くのクライアントに求められるのは間違いありません。
もし何か特化した分野がないのならフリーランスとして働き始める前に資格などを習得しておくのもおすすめです。
スキルは自分を営業する時にとても強力なアピールポイントになります。
実力を伸ばせる案件を選ぶ
フリーランスとして働きはじめるとどうしても1件の単価の良さで仕事を選んでしまいがちです。
もちろん単価の高い仕事を選ぶことはとても重要ですがフリーランスとしてこれから長く働きたいなら、自分のスキルを伸ばせるかどうかで案件を選ぶことが大事です。
IT業界は移り変わりが非常に激しい状況のため今やっている仕事も数年後にはできなくなっているかもしれません。
そのために常に自分のスキルを更新しておく必要があります。
長期的に稼ぐことのできるエンジニアは古いスキルを使う単価の案件よりも新しい学びがある案件を選ぶ傾向もあるのです。
クラウドワークスを上手に利用するためには
プロフィールを充実させよう
クラウドワークスでのプロフィールは面接でいうところの履歴書にあたります。
クラウドワークスに登録したら仕事を探し始めるよりも前にプロフィールを充実させることが大事です。
以前はどんな会社に勤めてそこでどんな仕事をしていたか、自分はどんなことが得意なのか、どんなことが評価されていたかなど、実績や経験も含めてプロフィールを埋めていきましょう。
本人確認書もできるだけ早めに提出すると信用度がかなり違ってきます。
案件に応募しよう
プロフィールが充実したら次は案件に応募してみましょう。
応募先は自分のスキルにできるだけマッチした案件に応募することが大切です。
応募した際もなぜ応募したのか、自分を採用すればクライアント側にどんなメリットがあるのかを文面でプレゼンするようにしましょう。
個人でアプリやサイトを立ち上げる
未経験の方やクラウドワークスでの実績が少ない方は最初の案件をつかむのが非常に難しいといえます。
そのような場合に単価の高い案件を受注するようになるには個人でアプリやウェブサイト、サービスを立ち上げるのが最も仕事につながりやすいのです。
「PHPが書けます」と紹介文に書くよりも「PHPを使ってこのようなサービスを立ち上げました」と書く方がクライアントから信用されるようになります。
個人で立ち上げたアプリやサービスがあれば結果的に自分のセールスポイントになり、結果的により高単価な案件を受注しやすくなるでしょう。
今までの経験や自分らしい視点をアピールする
これまで積んできた経験をもとに自分らしい提案をすることができれば案件の受注率が大幅にアップします。
これまでにしてきた仕事の経験や関わってきた業界について、自分が蓄えてきた知識をもとに独自の視点から案件について提案するようにしましょう。
クライアントからの信頼が厚くなるだけでなくただ単に技術のあるエンジニアよりもプロジェクトや案件について深く理解しているエンジニアと認識されるはずです。
クラウドワークスを自分なりに活用しよう!
クラウドワークスを活用してフリーランスのエンジニアとして生計を立てる以外にもクラウドワークスを副業として活用することもできます。
平日の昼間から夕方は本業の仕事をして平日の夜や休日の空いた時間に副業としてクラウドワークスを利用して月に10万円ほど稼ぐことも可能です。
副業からはじめて実績をある程度積むことができたらクラウドワークスで本業として活躍するのもいいでしょう。
会社員からフリーランスのエンジニアになろうか迷っている方は最初にクラウドワークスを副業として活用してみることをおすすめします。
フリーランスエンジニアについて
会社員としてエンジニアをしていれば営業の方が契約を取ってきてくれますので、エンジニアの方は自分の仕事だけをやっていれば良くなります。
しかしフリーランスになれば、契約開始から納品まで全て自分で行わなければならなくなります。
契約が取れなくて仕事がない時期が続くことも考えられ非常にハイリスクです。
ですがその分、働く時間を自由に決めることができます。
会社員エンジニアの時は週5日会社に勤務していたところをフリーランスエンジニアならば仕事日を週2、3日に抑えることも可能です。
働く時間を減らせば当然その分収入は減りますが、それも自分の裁量で全て決めることができます。
多彩な働き方ができることがフリーランスエンジニアのひとつの魅力です。
会社員の場合、1つの仕事に集中しなければなりませんが、フリーランスならば1つの仕事に限らず自分の裁量次第で同時に2つ以上の仕事に取り組むこともできます。
複数の仕事を掛け持ちすることによって収入も増加し、一方の仕事がなくなっても他の仕事があるためリスク分散にもなるでしょう。
フリーランスエンジニアの実態
最後にフリーランスエンジニアの事態をご紹介します。
国税庁の民間給与実態統計調査では平成28年度のサラリーマンの平均年収は男性が521万円、女性が280万円でした。
そしてエンジニアの世代別の平均年収は以下のようになっています。
- 20代の平均年収約370万円
- 30代の平均年収約500万円
- 40代の平均年収約540万円
- 50代の平均年収約600万円
フリーランスエンジニア全体の年収は890万といわれています。
このデータを見る限りフリーランスのエンジニアは比較的稼げることがわかります。
しかし一方で注意しなければないのは全体的な作業量が会社員よりも増えるという点です。
基本的に仕事の内容自体は会社員とあまり変わりませんが、自分で営業を行ったり税金関係の仕事を自分で行ったりと会社員の頃よりも自分でやらなければいけない作業が圧倒的に増えます。
自由に時間は使えるようになるもののエンジニアとはあまり関係のない仕事も自分でやらなければいけないのでその点は覚悟が必要です。
まとめ
今回はクラウドワークスでのフリーランスエンジニアの仕事内容や単価、評判や活用方法についてもご紹介してきました。
フリーランスエンジニアには会社員に比べて自由がありますがその分、自分の責任は大きくなります。
フリーランスで働くのにも会社員として働くのもどちらにもメリットとデメリットがあるのは間違いありません。
クラウドワークスのようなクラウドソーシングサイトを活用して自分にあった働き方を見つけていきましょう。