誰しもが利用するインターネット

ビジネスマン、契約


現代において、もはやインターネットは生活に欠かせないものになりました。

誰しもが当たり前のように利用・活用し、便利な生活を送っていますね。

ネットバンキングや通販、音楽のサブスクリプションや動画配信など、多岐に渡るジャンルがインターネットを介して提供されています。

そんな数々の「Webサイト」を形作っているのは、ご存知の通りHTMLやCSS、JavaScriptやPHPなどですが、今回の記事では「CSS」に注目します。


Webページのデザインに大きく関わる「CSS」

ペア


「Cascading Style Sheets」の略である「CSS」。

CSSを組み立てることで、Webページの印象がガラリと変わります。

デザイン性の良さや利便性、可視性の高さなど、CSS次第でWebページの「クオリティ」に差がつくといえるでしょう。

今回はWebページ制作において重要である「CSS」の「フレームワーク」を紹介していきます。

フレームワークを利用すれば、間違いなくWebページを作る作業の効率化ができるでしょう。

この記事では、おすすめのフレームワークを10個ピックアップしました。

それぞれのフレームワークの特徴や使い方・導入方法にまで注目しています。

ぜひ「CSSのフレームワーク」の導入検討における参考としてご覧ください。


CSSのフレームワークを使って効率的に、デザインの良いWebページを作る

コーディングするプログラマー


さて、それでは早速CSSのフレームワークたちを順番にチェックしていきましょう。

今回ピックアップしたおすすめのCSSフレームワークは以下の10個です。

  • Bootstrap 4
  • Material UI
  • Materialize
  • Pure
  • Milligram
  • UIkit
  • Cardinal
  • Foundation
  • Bulma
  • Kathamo

どれも個性豊かなフレームワークで、便利かつデザイン性の高いものや、軽さに特徴があるものなどをチョイスしました。

1つずつ、特徴や導入手順をチェックしていきます。


CSSのフレームワークで最も知名度が高いともいえる「Bootstrap 4」

ビジネスマンの手のズーム


最初に注目するのは「Bootstrap 4」です。

Twitterが開発しているCSSのフレームワークです。

フレームワークの中でも特に知名度が高く、メジャーなものとなっています。


Bootstrap 4は「Webデザインフレームワーク」ともいわれる

Bootstrap 4は、CSSのフレームワークとしてもメジャーですが「Webデザインフレームワーク」と呼ばれることもあります。

デザイン性の高いWebサイトを制作するのに適したものだといえるでしょう。

そのため、デザインを考えたりするのは苦手だというエンジニアの方におすすめできるかもしれません。

有名なため情報が多いというのも大きなメリット。

何か詰まった際には調べればすぐに欲しい情報を得られるでしょう。

そのため導入コストが低いともいえるかもしれません。

レスポンシブ対応も簡単なので、パソコン・スマートフォンどちらでも綺麗に表示可能なWebサイトを制作できます。


Bootstrap 4の導入手順

Bootstrap 4の導入は非常に簡単です。

まずは公式サイトからソースファイルをダウンロードしてください。

Bootstrap公式サイト

「Compiled CSS and JS」と表示されている部分です。

ダウンロードできたら、CSSフォルダとjsフォルダを開発するWebサイトの「index.html」を配置しているディレクトリに移動(コピー)しましょう。

そして「 <link href=”./css/bootstrap.min.css” rel=”stylesheet”>」といった具合にHTMLファイル内でlinkタグを用いてBootstrapを関連付ければ導入完了です。

特に複雑な操作はいらないため、簡単に導入できてしまうのも良いところです。


Bootstrapをベースにした「Bootflat」

プログラミングコード


Bootflatは、Bootstrap 3.1.0をベースとしたCSSのフレームワークです。

Bootstrapの「フラットデザイン(フラットUI)版」と表現してもいいかもしれません。


フラットデザイン(フラットUI)を取り入れている

Bootflatは、名前の通り「フラットデザイン」を実現するCSSフレームワークになっています。

Bootstrapはメジャーで非常に使い勝手の良いフレームワークですが、どうしても「Bootstrapっぽさ」が出てしまうのがネックの1つ。

そういった意味で、Bootflatは「Bootstrapっぽさを無くせる」というメリットも持っています。

今やフラットデザインは非常にメジャーとなり見慣れたデザインになっているため、モダンなWebサイト制作にも役立つかもしれません。


Bootflatの導入手順

Bootfaltも、公式サイトからダウンロードが可能です。

Bootfalt公式サイト

Bootstrap同様、リンク付けすれば導入ができます。


その名の通りマテリアルデザインを実現する「Materialize」

オレンジ地にラップトップ


Materializeは、Googleが推奨している「マテリアルデザイン」を実現できるCSSフレームワークです。


デバイスを問わないデザイン性が魅力

Materializeは、デバイスに依存せず一貫したデザイン、統一されたデザインです。

そのため、デバイスに関わらず「同じ外観」、「同じ操作性」を提供できます。

Bootstrapと似ているので、Bootstrap経験者にとっては使いやすいというのも大きな特徴です。

できることも多く、様々なデザイン性のWebページを制作できるでしょう。


Materialize導入手順

まずはソースファイルを公式サイトからダウンロードしましょう。

Materialize公式サイト

Downloadの「Materialize」からダウンロードできます。

あとはBootstrap、Bootflat同様適切なディレクトリに配置してlinkタグで関連づけすれば導入完了です。


とにかく軽量な「Pure」

美しい10代の女性はラップトップPCでフリーランスとして働く


Pureは、BootstrapやMaterializeと比較すると圧倒的に「軽い」フレームワークです。


軽い気持ちでお試し・導入できる

Pureはとても軽く、用意されているものも必要最低限といったところです。

「気軽に試せるフレームワーク」ともいえるでしょう。

デザイン性はシンプルながらもモダン。

最低限とはいえ、グリッドやメニュー、テーブル、ボタンなどよく使うようなものがしっかり詰め込まれているので安心です。


Pureの導入方法

Pureは公式サイトが丁寧で、導入方法もしっかりと掲載されています。

Pure公式サイト

とはいえ、基本的な操作はこれまでのフレームワークと同様です。

ただ、リンクタグへの記述内容が公式サイトで紹介されているのは嬉しいですね。

上記公式サイトからダウンロードして導入しましょう。


軽くてシンプルな作りの「Milligram」

インフラエンジニア


「Milligram」は圧倒的に軽量なフレームワークです。

その代わり機能は少ないという特徴があります。


最低限しかないからこそ使いやすい

Milligramの特徴は軽さ。

そして、機能は本当に必要最低限しか備えていないということが挙げられます。

裏を返せば「必要なものは揃っている」ともいえるでしょう。

もちろん機能によってはないものもあるかもしれませんが、Milligramで基本的なものは用意できます。


Milligramの導入手順

Milligramの導入も基本的には同じ流れです。

Milligram公式サイト

「DOWNLOAD MILLIGRAM」ボタンからダウンロードしましょう。

このフレームワークで実際に導入するのはcssファイルのみ。

ダウンロードが完了したら、distフォルダ内にある「milligram.min.css」をこれまで同様index.htmlと同じディレクトリに配置してください。

ファイル1つで、JavaScriptファイルもないということからもこのフレームワークの軽さが分かります。

あとはlinkタグで関連付ければ完了です。


便利な機能が盛り沢山な「UIkit」

仕事上のチーム


Bootstrapほどではないものの、ある程度の知名度を保持しているのが「UIkit」です。

便利な機能を数多く備えています。


カスタマイズもしやすい

UIkitは、使いやすさに定評を持っています。

Bootstrapが有名ですが、それ以上にUIkitが使いやすいと感じられているエンジニアの方が多いということです。

機能も非常に豊富で、実装したいと思っているものが用意されている可能性は非常に高いでしょう。

多くのWordPressテーマで採用されているという実績も持っているため、フレームワークとしての質の高さが分かりますね。


UIkitの導入方法

こちらも公式サイトからダウンロードを行います。

UIkit公式サイト

ダウンロードして解凍すると、cssとjsフォルダがあります。

cssは「uikit.min.css」、jsは「uikit.min.js」を取り出して、プロジェクト内にコピーもしくは移動しましょう。

あとはお決まりのlinkタグで関連付けを行えば導入完了です。

また、アイコンも利用したい場合は「uikit-icon.min.js」も配置するようにしてください。


モバイルを最優先した「Cardinal」

最新技術を見せるビジネスマン


スマートフォンやタブレットが普及した今、インターネットはパソコンではなくモバイル端末で楽しんでいる・利用しているユーザは多いです。

「Cardinal」はモバイルを対象にしているCSSフレームワークです。


軽いモバイル向けフレームワーク

Cardinalはモバイルファーストという特徴に加えて「軽量」という特徴も持っています。

機能は本当に最低限で、あくまで「カスタマイズ」して利用することを求められています。

デザインも非常にシンプル。

ある程度知識を持っている方におすすめできるフレームワークだといえるかもしれません。


Cardinalの導入方法

こちらも公式サイトからダウンロードできます。

Cardinal公式サイト

こちらも適切なファイル階層に配置し、linkタグで関連付けを行いましょう。


有名サイトでも採用されている「Foundation」

レスポンシヴデザインのコンセプト


Bootstrapと並ぶといっても過言ではないくらい人気なのが「Foundation」というCSSフレームワークです。

FacebookやMozilla、Yahoo!などが採用しているという実績も持っています。


プロ向けのCSSフレームワーク

先ほど挙げたように、Foundationは大型のプロジェクトでも使われている実績を持っているCSSフレームワークです。

レスポンシブデザインのWebサイトが簡単に作れるともいわれ、デザイン性の高いWebサイトを制作可能です。

「Bootstrapっぽい」Webサイトは多く見かけますが、デザイン面で差別化が図られているのも嬉しい要素。

機能が多いため、第一線でバリバリに働いているエンジニアの方でも使えるフレームワークともいえるでしょう。


Fountdationの導入方法

機能が多いFoundationですが、導入は他のフレームワーク同様簡単です。

まずはダウンロードしましょう。

Foundation公式サイト

Completeが全て入っているものになります。

Essentialは最低限のみ、Customは自分で機能を選分形式、SassはSassになるので、基本的にはCompleteでいいでしょう。

設定済みのindex.htmlファイルがあるので、あとはそちらを参考にプロジェクトに導入してください。

また、アイコンに関してはFoundation Iconとして別途ダウンロードする必要があります。

Foundation Icon

上記リンクから別途ダウンロード・導入を行いましょう。


読み込むだけでレスポンシブデザインへ「Bulma」

Bulmaは、読み込むだけでレスポンシブデザインを導入できるという手軽さが魅力のフレームワークです。

こちらも公式サイトからダウンロードが可能です。

Bulma公式サイト

CSSファイルを1つ読み込むだけという手軽さは圧倒的な魅力でしょう。

Flexboxで構成されています。


手軽に使える軽量フレームワーク「Kathamo」

会社でソフトウェアを触る人たち


Kathamoは、非常に軽いCSSフレームワークです。

Bootstrapと同じグリッドシステムであるため、使いやすく感じられる方も多いでしょう。

公式サイトからダウンロードができます。

Kathamo公式サイト

レスポンシブ対応も嬉しいポイント。

デザインはシンプルですが安っぽい作りではありません。

軽いWebサイト構築に役立つフレームワークともいえでしょう。


フレームワークを使いこなしてデザイン性の高いWebページを効率的に制作する

ラップトップを使う女性


さて、今回の記事ではWebページ制作で大事になってくる「CSS」の「フレームワーク」に注目してきました。

記事中でピックアップして紹介した10個のフレームワークは、どれも便利なもの、使い勝手の良いものばかりです。

もちろん、今回紹介していないフレームワークにも魅力的なものはまだまだたくさんあります。

ぜひ、自分の制作したいWebページに適切なCSSのフレームワークを見つけて活用してください。

CSSフレームワークを有効に使えれば、デザイン性の高いWebページを効率的に素早く制作できます。

業務効率のアップに繋がり、負担を減らすこともできるでしょう。

有効に活用して、賢くWebページを制作していきましょう。