エンジニアピットの特徴や評判を徹底分析!案件やサービス内容は?エンジニアピットのメリット・デメリットから実態をチェック
エンジニアは転職や独立が当たり前
IT業界で働くエンジニアにとって、転職や独立は全く珍しいことではありません。
特に転職は誰もが活発に行い、自身のキャリアアップを目指して新たなステップを歩もうと画策しています。
自分が持つスキルや知識、磨いてきた技能を更に活かせるような会社を目指す方もいれば、収入をアップさせるために転職する方、ブラックな労働環境から脱出したいという方など本当に様々です。
エンジニアピットという求人サイト
今回の記事では、「エンジニア」に絞った求人サイトであるエンジニアピットというWebサイトに注目していきます。
エンジニアピットの持つ特徴をはじめとし、評判や実際に募集されている案件、サービス内容まで、様々な角度からチェックしていきましょう。
ちなみに、2019年9月2日よりエンジニア ピットは「コグナビ」と名を変え、新たなスタートを迎えています。
エンジニア専門求人サイト
まず頭に入れておきたい点は、コグナビは「エンジニア専門の求人サービス」というポイントです。
求人サービスは数あれど、大抵は様々な業界・業種を取り扱っているサービスが大半。
しかし、エンジニアピットは「エンジニア専門」で展開されているため、初めから興味がない・眼中にない求人を目にしないで済みます。
そして、エンジニアピットに掲載する企業も「求めるエンジニア像」がはっきりしており、「自分が働きたいな」と感じる企業や案件を見つけやすいといえます。
株式会社フォーラムエンジニアリングが運営している
注意しておきたいのが、エンジニアピット・コグナビどちらも展開されているサービス名であって、会社名ではありません。
運営会社は「株式会社フォーラムエンジニアリング」といい、1981年(昭和56年)に創業した会社です。
いわゆる労働派遣法が成立したのが1986年という点から見てみても分かる通り、人材派遣会社としては老舗に分類される歴史を持っています。
古くから数多くのエンジニアと企業をマッチングさせてきた実績のある会社です。
1人1人のキャリアパスまでをも考慮に入れたマッチングに加えてアフターフォローも充実させ、確かな評判も得てきました。
コグナビの特徴
では実際、コグナビ(旧:エンジニアピット)はどのような特徴を持っている求人サービスなのでしょうか。
コグナビには、以下の6個の特徴があります。
- エンジニア特化
- スキルツリーで技術を可視化
- AIによるマッチング
- 派遣である
- 勤務地候補が豊富
- マッチングマップで一目瞭然
1つずつ解説していきます。
エンジニア特化
記事の冒頭でも「エンジニア専門の転職サービス」と紹介した通り、コグナビは「エンジニア」に特化しているサービスです。
電気系・機械系のエンジニア案件が非常に多く掲載されています。
数も多いため、自分が求めている仕事の募集が見つけやすいでしょう。
スキルツリーで技術を可視化
コグナビには「スキルツリー」という独自の指標があります。
技能やスキルは、目には見えにくいもの。
たとえ高い技術の持ち主であったとしても、それを証明できる機会や場所を作り出すのは難しいといえます。
コグナビの「スキルツリー」は、そんな目には見えにくい技能やスキルを可視化するためのものです。
技術要素が線で繋がれ、分野ごとに自分の持っている技術やスキルを紹介できます。
企業にとっても、求めるエンジニア像を見つけやすく、双方にとって良い効果をもたらしているシステムだといえるでしょう。
AIによるマッチング
コグナビはAIによるマッチングを実現しています。
「IBM Watson(R)」を活用することで、最適な求人をチョイスしてくれるという独自のマッチングシステムを実装。
先ほど触れたエンジニアのスキルツリーと、企業の求める技術・技能が噛み合うようなマッチングを実現してくれます。
どの技術要素がマッチングしているのかが可視化されているため、非常に分かりやすいです。
派遣である
コグナビを運営する株式会社フォーラムエンジニアリングは人材派遣会社です。
そのため、客先に常駐してクライアントの指揮命令に従うことになります。
「フォーラムエンジニアリング」に雇用され、クライアントに派遣されるということです。
つまり、フォーラムエンジニアリングに正社員として所属することになるので、福利厚生などを受けることが可能です。
勤務地が豊富
コグナビはフォーラムエンジニアリングの実績と長い歴史が功を奏してか、全国35都道府県に対応しており、勤務地の選択肢が豊富にあります。
今住んでいる地域によっては、その付近で仕事を探すということも可能です。
コグナビがウリにしているポイントでもあり、大きな特徴だといえます。
また、地域の選択肢が多いということは自宅付近のエリアで仕事探しできるというのももちろんですが「住んでみたい場所」で仕事を探してみる、といった捉え方もできるかもしれません。
マッチングマップで一目瞭然
コグナビでAIを用いてマッチングされた結果には「マッチングスコア」というスコアが設定されています。
求人や部署のマッチング結果を数値化しているものですが、こちらをマッチングマップとして通勤圏内にある求人を地図上に表示。
一目で企業の場所やマッチングスコアの高い求人がどれなのかが分かる、視覚的に嬉しい昨日を搭載しています。
コグナビによる展開サービス
コグナビにはコグナビ派遣や転職、新卒といった複数のサービスを展開中です。
今回はコグナビ派遣とコグナビ転職について解説いたします。
コグナビ派遣
コグナビ派遣は株式会社フォーラムエンジニアリングの「正社員」となります。
つまり「フォーラムエンジニアリングの正社員として」派遣されるという形です。
製造業やIT関連などエンジニアの募集が多く掲載されています。
コグナビ転職
コグナビ転職は転職サイトとしての役割を担っています。
先ほど触れたスキルツリーとAIを活用し、通勤圏内の仕事をマッチングしてくれるシステムを利用して、転職を検討可能です。
氏名などの基本情報を入力し、自分の持つ技術や技能などを示すスキルツリーを作り出せば、通勤圏内の求人とマッチングスコアが表示されるマッチングマップを見られるようになります。
手軽に転職者向け求人をチェック可能です。
実際に募集されている案件
主に電気や機械などの製造技術者向けサービスであるコグナビですが、ITエンジニアはどうでしょうか。
ITエンジニアも設計・構築・コーディング・運用・保守・テストという括りで250件以上の募集がされているようです。
ネットワーク系からシステム開発案件まで、ITの中でも様々な業種が幅広く募集されています。
勤務地も詳細に選択できるため、引っ越すことなく通える求人を見つけ出すことができるでしょう。
コグナビを使うことによるメリット
では、実際にコグナビを使うとどういったメリットがあるのでしょう。
メリットとしては以下の4つが挙げられるでしょう。
- 福利厚生に優れている
- 通勤圏内の求人を見つけやすい
- 安心できる安定性
- 豊富なスキルアップサポート
解説をしていきます。
福利厚生に優れている
記事中で既に触れている通り、コグナビを利用することで「株式会社フォーラムエンジニアリング」の正社員となります。
つまり、フォーラムエンジニアリングの福利厚生を受けられるということです。
会社に属していないフリーランスの方などからすれば、1つの会社に身を置いておくことで得られる様々な福利厚生は大きな魅力の1つでしょう。
通勤圏内の求人を見つけやすい
コグナビは全国の求人を随時掲載中です。
通勤圏内の求人を見つけられる可能性も必然的に高くなります。
そして、マッチングマップ機能によって、複数社の求人の場所を一括確認可能です。
地図上で一目で確認できるため、通勤圏内の中でも更に細かく、最寄駅や周囲がどのような場所かまでのチェックが容易にできます。
安心できる安定性
コグナビを運営するフォーラムエンジニアリングは人材派遣会社として老舗の会社です。
いつ傾いてもおかしくないベンチャー企業や経済的に不安定な企業とは違い、安定しています。
フォーラムエンジニアリングの正社員となるので、案件がない期間でも給料がもらえます。
そして、先ほど触れた通り福利厚生も享受できます。
安定した収入・生活を見込んで問題ないでしょう。
豊富なスキルアップサポート
コグナビはスキルアップサポートを行なっています。
社内にはCAD環境が完備され、無料のeラーニング研修の実施、コミュニケーションスキルや文書作成、資格対策試験、ビジネススキルなどをはじめとする100種類以上の通信教育講座を用意しています。
エンジニアとしてのキャリア形成における総合的なサポートも。
自分の技術力はもちろん、社会人としてもスキルアップを目指せるでしょう。
コグナビを使うデメリット
コグナビのメリットを紹介してきましたが、当然良いところだけではありません。
デメリットも存在しており、特に下記のつが挙げられるでしょう。
- 派遣という雇用形態
- フリーランス用の案件はない
- 報酬は低い
- 地方の案件は少ない
- スキルツリーの入力が面倒
メリットの裏返しといえる点もありますが、デメリットに関しても1つずつ解説していきます。
派遣という雇用形態
コグナビの最大の特徴ともいえる「派遣」という雇用形態は、デメリットにもなり得ます。
フォーラムエンジニアリングの正社員として仕事をするとはいえど、結局のところ実際の動きは「派遣」です。
そのため「そもそも派遣は嫌だ」という方からすれば選択する余地はないといえます。
とはいえ、正社員になるというメリットでこのデメリットはカバーできるかもしれません。
派遣によって生じるデメリットをある程度は潰せているため「派遣じゃ不安定な生活になるのでは…」といった不安を考える必要はないからです。
フリーランス用の案件はない
コグナビにはフリーランス用の案件はありません。
基本的にはフォーラムエンジニアリングの正社員になるということになりますから、契約した時点でフリーランスではなくなってしまいます。
フリーランスエンジニアとして、業務委託などの案件を探す場合はコグナビを利用するメリットは無いといっても良いでしょう。
報酬が低い
こちらも「正社員」だから発生するデメリットです。
あくまでフォーラムエンジニアリングに所属しているサラリーマンとなって様々な案件をこなしていくことになるため、報酬額は低くなってしまいます。
しかし報酬が低い代わりに、正社員なので案件不参加時でも給料がもらえ、福利厚生も受けられる…メリットでもあり、デメリットでもあるポイントといえるでしょう。
地方の案件は少ない
コグナビは全国に展開しており、自分の通勤圏内の求人を見つけやすいということを売りにしています。
しかし、実際には地方の求人は決して多いとはいえません。
業種によっては地方の募集件数が0のものもあります。
選択肢は確かに多いかもしれませんが必ず「通勤圏内(引っ越さなくていい)の求人が見つかる」というわけではなさそうです。
スキルツリーの入力が面倒
コグナビの特徴であり、売りの1つである「スキルツリー」というシステム。
エンジニアとしてある程度の経験やキャリアを積んできた方は、登録するスキルが多くなってきます。
このスキルツリーですが、スキルを登録するたびに該当しそうなツリー、細かい内容を表示、探す…という作業を行う必要があり、案外時間がかかります。
コグナビを利用することによる直接的なデメリットというわけではありませんが、こういった部分も操作性が良いに越したことはありません。
コグナビの評判では教育制度が高く評価されている
続いてはコグナビの口コミ・評判をチェックしてみると「教育制度がしっかりしている」ことを高く評価している声が目立ちます。
「未経験で飛び込んでも、教育制度がしっかりしていたから大丈夫だった」という声もあり、しっかりとした質の高い社員教育が行われていることが分かります。
また「正社員だから将来に不安を持たずに安心していられる」という声も見られます。
同時に「単価はあまり高くない」という声も見られ、やはり「正社員だからこそ起こり得る表裏一体のメリットとデメリット」を感じている方は多くいらっしゃいます。
自分のやりたい事で生きていく
コグナビは「正社員でありながら様々な案件に挑戦できる」サービスです。
社内の教育制度も充実しており、高い意識を持っていれば自分のスキルアップまで目指せるでしょう。
自分が将来やりたい事は何なのか、今の仕事の収入や業務に満足しているのかなどを今一度振り返ってみてください。
今の会社に勤め続けなければならない理由はありません。
転職という道や独立してフリーランスとして生きていく道、様々な可能性が広がっています。
自分がやりたいこと、憧れている生き方を目指し、一歩踏み出してみてください。