フリーランスエンジニアとして安定的に案件を確保したり、年収をアップしたりするには、ITフリーランスエージェントの活用が有効です。

またそれだけでなく、エージェントによってはフリーランス向けの福利厚生や保険、確定申告のサポートなどを提供しているものもあり、はじめてフリーランスデビューを果たすエンジニアにとって非常に頼りになるサービスと言えるでしょう。

しかし近年、フリーランスエンジニアをはじめとしてITフリーランスが増えており、それに伴ってITフリーランス専門のエージェントも数が多くなりました。
そのため、自分にあったエージェントをどうやって選べばよいか分かりにくい状況です。

そこで、ITフリーランスエージェントとして10年以上の実績があるSHIFTから、フリーランスエージェントのメリット・デメリットやおすすめの活用方法、エージェントの比較ポイントといった基礎知識と、おすすめのITフリーランスエージェント11選を紹介します。


おすすめのITフリーランスエージェント11選一覧

ITフリーランスエージェント
エージェントの特徴やおすすめの理由

レバテックフリーランス

レバテックフリーランスは、公開案件だけで4万件以上と多数の案件を取り扱う業界最大級のフリーランスエージェントです。業界トップの登録者数と認知度があり、高単価案件も豊富。
フリーランスエンジニアなら、とりあえず登録しておきたいエージェントです。

Midworks(ミッドワークス)

Midworksは、フリーランスに対する手厚い保障が特徴のエージェントです。
案件参画中の生命保険料の一部負担や報酬保障サービスなどが提供されており、フリーランスながら正社員のような安心感をもって案件に参画することができるエージェントサービスです。

フォスターフリーランス

フォスターフリーランスは、業界でも25年以上の実績があるITエンジニア専用のフリーランスエージェントです。直請け案件が多く、最高報酬230万円と高単価な案件の取り扱いも。
最短3日で就業可能とスピード感があり、90%以上の高い利用者満足度を達成しています。

geechs job(ギークスジョブ)

geechs jobは、商流の浅い高単価案件を多く抱え、高水準な平均年収を誇るフリーランスエージェントです。
自分の市場価値がわかる「市場価値診断」や福利厚生プログラムなど、フリーランスの悩みを解消する各種サービスも充実しています。

PE-BANK

PE-BANKは、設立33年を数える業界有数の老舗フリーランスエージェントです。業界トップクラスの低マージン率がその特徴に挙げられます。
地方案件も多く、地方在住のフリーランスエンジニアにも利用しやすいエージェントです。

ポテパンフリーランス

ポテパンフリーランスは、Webサービス関連の案件を中心に取り扱うフリーランスエージェントです。
JavaやPHP、Ruby on Rails、Pythonといった現在主流となっているスキルに関連する案件が多く、トレンドの技術を使った経験を積み上げたい方におすすめです。

ITプロパートナーズ

ITプロパートナーズは、週2~3日という少ない日数から参画できる案件が充実しているフリーランスエージェントです。
特に、副業を探している方や、メインの案件のスキマ時間を活用して収入増を目指す方におすすめです。

クラウドテック

クラウドテックは、クラウドソーシングサービス大手の株式会社クラウドワークスが運営するITエンジニア向けのフリーランスエージェントです。
クラウドソーシングサービスを提供する企業が運営するだけあり、働く場所を選ばないリモート案件や、掛け持ち可能な週3~4日の案件が充実しているのが特徴です。

テックビズフリーランス

テックビズフリーランスは、「独立から定年まで徹底サポート」を掲げる、サポートに強みをもつITフリーランスエージェントです。
専属コンサルタントは全員が過去に独立した経験があり、フリーランスに寄り添った提案をできることが特徴です。

ランサーズエージェント

ランサーズエージェントは、クラウドソーシングサービス大手のランサーズが運営するフリーランスエージェントです。
ランサーズに登録された40万社と連携しているため、なるべく幅広い案件から希望条件に合致する案件を探したいという方におすすめです。

エンジニアスタイル東京

エンジニアスタイル東京は、さまざまなフリーランスエージェントの案件を掲載するITフリーランス向け案件検索サイトです。
10万件を超えるエージェント各社の案件を一括で検索・比較することができることから、まずは色々な案件情報を集めたいという方におすすめです。

本記事の情報が、フリーランスエンジニアの方がエージェントを比較検討する上での参考となれば幸いです。

フリーランスエージェントとは?

はじめに、フリーランスエージェントの概要についてご紹介します。

フリーランスエージェントの概要についてはもうわかっているという方は、こちらから「おすすめのITフリーランスエージェント11選」に移動が可能です。

フリーランスエージェントとは、フリーランスとして活動する個人を対象に、業務の受注を仲介し、各種手続きなどを代行するサービスのことです。

利用すると手数料が発生する点がデメリットですが、営業活動を行うことなく希望する案件や、高単価・好条件の案件とマッチングできる点はフリーランスにとって大きなメリットと言えます。

またエージェントによっては、税務処理の代行や確定申告のサポート、フリーランス向けの保険といったサービスを提供しているものもあり、利用することで仕事に集中しやすくなる点も嬉しいポイントです。

フリーランスエージェントにもいろいろな種類があり、なかにはフリーランスエンジニア向けに特化したIT専門のフリーランスエージェントが存在します。

IT専門のフリーランスエージェントであれば、より豊富なフリーランスエンジニア向け案件の中から自分のスキルや希望にあったものを選びやすくなります。

そのため、現在フリーランスで活躍されているエンジニアや、今後フリーランスへの転向を考えているエンジニアの方は、フリーランスエンジニアに強いIT専門のフリーランスエージェントへの登録を検討するのが良いでしょう。

ITエンジニアがフリーランスエージェントに登録するメリット・おすすめの理由

ITエンジニアがフリーランスエージェントに登録するメリットや、エージェントの利用をおすすめする理由についてさらに詳しく解説します。

自分で営業しなくても安定的に案件を獲得できる

フリーランスエージェントを利用すると、自分で営業活動をすることなく安定的に案件を確保することができるようになります。

フリーランスエージェントは数千件から数万件といった膨大な数のフリーランス案件を取り扱っているため、自分のスキルや希望条件にマッチする案件を手軽に探すことが可能です。

エージェントを利用すれば、自分で営業するリソースを仕事やスキルアップに集中できるため、より作業時間が確保しやすくなり、また高収入も目指しやすくなります。

また、人脈を活かしてできるだけ直接契約でフリーランスとして活動していきたいと考えている人も、仕事が途切れたときのリスクや営業に必要となるリソースのことを考えると、エージェントに登録だけでもしておくことをおすすめします。

急に仕事の依頼が舞い込んだときのためにある程度リソースを空けておきたい人には、週2~3日やから取り組めるフリーランス案件などもあります。

単価の高い案件を獲得しやすい

フリーランスエージェントで取り扱う案件には高単価なものが多く、収入増が目指せる点もメリットです。

フリーランスエージェントの利用には仲介手数料がかかりますが、これは利用者が受け取る報酬に対して割合で決められており、エージェントにとってもより高単価の案件に参画してもらった方がメリットのある仕組みになっています。

そのため、条件を満たす範囲で高単価なフリーランス案件に参画しやすいのです。

実際、エージェント利用中のフリーランスエンジニアは、会社員エンジニアやエージェントを利用しないエンジニアに比べて、平均年収が高いという調査結果もあります。

参考:ITエンジニアの仕事に関する実態調査|PR TIMES(PDF)

条件交渉や契約など、さまざまな手続きを支援してくれる

契約にあたって発生する、条件交渉や各種手続きといったもろもろの作業を代行・支援してくれるというのも、フリーランスエージェントを利用する大きなメリットのひとつです。

クライアントと直接契約する場合、必要に応じて条件交渉なども自分で行なわなければいけません。また契約内容によっては、労働力を提供したのに報酬が支払われない、回収できない、というケースに繋がる可能性もありえます。

フリーランスエージェントを介して案件を受注すれば、こういった手間やリスクの多くを回避できます。

フリーランス向けの確定申告や福利厚生サポートを受けられるサービスも

フリーランスエージェントでは、税務処理代行や確定申告セミナー、スキルアップ支援といったフリーランス向けの福利厚生サポートを受けられるものが数多くあります。

またエージェントによっては、報酬の先払いサービスや、案件が途絶えた際の報酬保障サービス、賠償時の補償サービスなどを提供していることもあります。

こうしたサポートは、フリーランスになって日が浅く会計作業や税務処理作業に不安を感じている人や、これからフリーランスへの転向を考えているけれど収入面やリスクへの不安を抱えている人にとって、頼りになるものと言えるでしょう。

フリーランスエンジニア向けの役立つ情報が得られたり、キャリア相談に乗ってもらえたりする

フリーランスエージェントに登録すると、多数の案件情報をもとに、自身の市場価値や現在の技術トレンド、IT業界における職種やプログラミング言語のニーズを知ることができるなど、フリーランスエンジニアにとって非常に重要な情報が得られます。

さらにフリーランスエンジニア向けのITフリーランス専門エージェントの中には、業界で長年の経験をもった担当者が在籍いるものもあります。そうしたエージェントに登録すれば、キャリア相談に乗ってもらい経験に基づいたアドバイスをもらうことも可能です。

またITフリーランス専門エージェントは他に出回っていない非公開案件を抱えていることもあるので、フリーランスエンジニアはまずは登録して話を聞いてみることをおすすめします。

基本的に、フリーランスエージェントへの登録や面談などは無料で行える

フリーランスエージェントへの登録をおすすめする最後の理由は、基本的にフリーランスエージェントへの登録や面談はすべて無料で行えることが挙げられます。

フリーランスエージェントを利用すると、ここまで述べたように役立つ情報が得られ、頼りになるサポートが受けられるなど数多くのメリットがあります。一方で、フリーランスエージェントの利用にかかる費用は一般的に、案件に参画した際に発生する仲介手数料と、報酬先払いサービスなど有料サポートの利用料のみです。

そのため、気になったフリーランスエージェントがあればまずは複数登録して、併用しながらいろいろな担当者に話を聞くなどして、基本無料で利用できるフリーランスエージェントの強みを最大限活用するのが良いでしょう。

フリーランスエージェントを使うデメリット

フリーランスエージェントを使うデメリットは、やはり手数料がかかる点です。案件に参画する際に手数料がかかるので、自分で直接受注する場合よりも報酬が減ってしまう可能性があります。

しかしこれはデメリットというよりも、自分で営業活動をしなくても希望に沿った案件を安定して獲得できるといった、フリーランスエージェントのメリットの対価と考えた方が良いでしょう。

エージェントに頼らず、営業活動も含めて自分ですべてやるという選択肢もありますが、その負担は決して小さなものではありません。フリーランスエージェントを使わない場合には、安定的な案件確保のための営業活動だけでなく契約に伴うリスクマネジメントの必要もあります。

フリーランスエンジニアにとって、より自分の価値を高めるために欠かせないスキルアップに集中できる環境を整えるためにも、フリーランスエージェントの利用を検討するのが良いでしょう。

なお、エージェントを利用したからといって直接契約の案件が請け負えなくなるわけではありません。少なくとも個人的な営業力で一定の案件を安定的に獲得できる段階に至るまでは、フリーランスエージェントを利用するのがリスクの面からもおすすめです。

自分にあったフリーランスエージェントを選ぶための比較ポイント

続いて、自分にあったフリーランスエージェントを選ぶために比較すべきポイントを解説します。

フリーランスエージェントの専門性を比較

まずはフリーランスエージェントの専門性を比較しましょう。フリーランスエージェントは各社得意分野があるため、自分の目的にマッチする得意分野をもつフリーランスエージェントを選ぶことが大切です。

ITエンジニアの方であれば、フリーランスエンジニア向けのITフリーランス専門エージェントを選ぶのが基本かつおすすめです。

総合的なフリーランスエージェントの方が全体の案件数は多く見えますが、エンジニア向けのフリーランス案件に限れば、やはりフリーランスエンジニアに特化したITフリーランス専門エージェントの方が充実している傾向にあります。

また、エージェントの担当者の知識も豊富なため、フリーランスエンジニアとして参考になる情報がより得やすいと言えます。

案件の種類や条件、エージェントの特徴や強みを比較

フリーランスエージェントによって、保有している案件や条件は異なります。週5のフルタイムで働ける案件が豊富なエージェントもあれば、週2~3日やフルリモートで参画できる副業向きの案件が充実しているエージェントもあるなど、得意とする案件はさまざまです。

さらにITフリーランス専門エージェントであっても、WEB開発に強いエージェントやアプリ開発に強いエージェント、AIやブロックチェーンといった最新技術に強いエージェントなど、扱う技術や分野も多種多様ですので、自分が望む案件の種類や条件に合わせて選択しましょう。

ただし各エージェントは非公開案件を多数取り扱っているため、公開案件だけで判断せず、まずは登録してエージェントの担当者と話して見極めることをおすすめします。基本的に無料で利用できるというフリーランスエージェントのメリットを活用しましょう。

フリーランス向けのサポートを比較

フリーランスエージェントを利用するメリットでも述べた通り、エージェントによっては福利厚生や確定申告をはじめ、その他さまざまなサポートを提供していることがあります。フリーランスとして活動する上で不安な点がある方は、そういった案件紹介以外のサポート内容も重要な比較ポイントとなります。

サポート内容としては主に、税務処理や確定申告などの事務作業負担を軽減してくれるものや、フリーランス向けサービスの利用クーポンの提供により金銭的負担を軽減してくれるもの、フリーランスエンジニア向けの交流会開催により営業活動負担を軽減してくれるもの、フリーランス向けの保険や補償サービスによりリスクを軽減してくれるものなどがあります。

その他にも、締め日から報酬が支払われるまでの間隔(報酬支払期間)が短いエージェントなら支払いの管理がしやすくなりますし、報酬の先払いや早期支払が可能なエージェントならいざというときの備えにもなります。

【フリーランスエンジニア向け】ITフリーランスエージェントおすすめ11選比較

ここからは、おすすめのITフリーランス専門エージェントをピックアップして比較しやすい形でご紹介します。

各サービスの特徴やおすすめポイントなどを解説しますので、フリーランスエンジニアの方やITフリーランス専門エージェントに興味のある方・比較検討をしている方は参考にしてください。

※各エージェントのデータは、本稿執筆時点(2022年11月25日)において公式サイトに掲載されていた情報を参考にしています。

レバテックフリーランス


レバテックフリーランスは、公開案件だけでも43,923件と多数の案件を取り扱う業界最大級のフリーランスエージェントです。業界トップの登録者数および認知度があり、フリーランスエンジニアならまず登録しておきたいエージェントです。

週5フルタイムの案件を多く取り扱っているのが特徴で、高単価案件も豊富で平均年収は876万円。確実に稼げる案件を探している方におすすめです。

利用者の75%以上がフルリモートで参画している点や、報酬支払期間が月末締めの翌月15日支払いと短い点も、フリーランスにとって嬉しいポイントと言えるでしょう。

福利厚生サービスとしては、税理士紹介サービスや確定申告セミナーなどの税務サポートに加え、人間ドックやスポーツジムを特別価格で利用できる割引特典もあります。

レバテックフリーランス公式サイトはこちら

Midworks(ミッドワークス)


Midworksは、株式会社Branding Engineerが運営するフリーランスエージェントで、「正社員並みの手厚い保障」をうたうサービスです。案件参画中の生命保険料を半額負担してくれるのに加え、案件が途切れてしまったときのために報酬保障サービスも用意されています。

案件にもよりますが、報酬支払期間は20日と比較的短く、報酬保障サービスなどの福利厚生サポートとあわせて、フリーランスながら正社員のような安心感をもって案件に参画することができるエージェントサービスです。

保障の手厚さだけでなく、案件の充実度や価格の満足度にも定評があります。調査会社によるIT系フリーランス専門エージェントサービスを対象としたアンケートでは、「案件充実度の高いIT系フリーランス専門エージェントサービス」「価格満足度の高いIT系フリーランス専門エージェントサービス」などとして3年連続第1位に選ばれています。

公開案件数は8,651件ですが、これは全体の2割に満たないそう。80%以上は非公開案件のため、実際に登録して案件の充実度を確かめてみてください。

なお案件受注期間中は、クラウド会計ソフトfreeeや弥生会計などのベーシックプランを無料で利用できるサービスも提供されます。

Midworks公式サイトはこちら

フォスターフリーランス


株式会社フォスターネットが運営する、25年以上の実績があるITエンジニア専用のフリーランスエージェントです。

公開案件数は2,551件とやや少なめですが、組み込み系求人が豊富で、商流の浅い直請け案件が多く、最高報酬230万円と高単価な案件を取り扱っている点が強みです。

最短3日で就業可能とスピード感もあり、利用者満足度は90%以上を達成しています。

リモートの案件は比較的少なく、企業へ常駐する形態が多い傾向にあります。地方在住のフリーランスエンジニアよりも、首都圏在住の方に向いたエージェントと言えるでしょう。

なお、高単価な案件が多い反面、未経験可能な案件は多くありません。そのため実務経験が少ないエンジニアは、マッチする案件を探すのが難しい可能性があります。ただ、実務経験が少ない段階でもエージェントへの登録自体は可能ですので、どの程度のスキルがあれば高単価な案件を受注できるのか、参考に見てみるのも良いでしょう。

フォスターフリーランス公式サイトはこちら

geechs job(ギークスジョブ)


geechs jobは、ギークス株式会社が運営するフリーランスエージェントサービスです。

業界実績は20年以上で、公開案件数は3,206件。案件の4割以上がBtoC系、およそ3割がBtoB系となっています。

商流の浅いエンド直案件が多く高単価な傾向にあるため、平均年収は867万円と高水準。リモート案件率が80%を超えており、地方や郊外在住のフリーランスエンジニアでも案件に参画しやすい点が魅力です。

「市場価値診断」をはじめ、フリーランスの悩みを解消する各種サービスも充実しています。

ITフリーランス向け福利厚生プログラム「フリノベ」を提供しており、案件参画中は個人向け健康診断、家具家電のサブスクサービス、総合生活保険、住宅ローン、マイカー購入サポートなど、さまざまなサービスを利用できます。

geechs job公式サイトはこちら

PE-BANK


PE-BANKは、設立33年を数える老舗フリーランスエージェントです。

業界では珍しく手数料を公開しており、8~12%と業界トップクラスの低マージン率を誇ります。

また拠点が全国10か所あるため、地方の案件獲得に優れている点も強みです。案件が首都圏に集中するフリーランスエージェントが多い中で、地方在住のフリーランスエンジニアにも利用しやすいサービスは貴重と言えるでしょう。

関東エリアを拠点として活動するフリーランスエンジニアの平均年収は847万円と、低マージン率に裏打ちされた高単価案件も多い傾向が伺えます。

福利厚生サポートには、確定申告サポート、事務作業代行、スキルアップ支援、報酬早払いサービスなどがあります。

PE-BANK公式サイトはこちら

ポテパンフリーランス


プログラミングスクール「ポテパンキャンプ」を運営する株式会社ポテパンが提供するフリーランスエージェントです。

公開案件数は607件と少ないですが、これは競争の激しいWebサービス関連の案件を中心に取り扱っていることから、公開の難しい案件が多いためとのこと。

業務で扱うスキルもJava、PHP、Ruby on Rails、Pythonなど現在主流のものが多い傾向にあり、トレンドの技術を使った経験を積み上げたい方におすすめです。その代わり、必須要件として複数年以上の開発経験を求めるものも少なくありません。

福利厚生面では、税務処理や保険周りの手続きなどを、ポテパンフリーランス専属の税理士やフィナンシャルプランナーがサポートします。

ポテパンフリーランス公式サイトはこちら

ITプロパートナーズ


ITプロパートナーズは、株式会社Hajimariが運営するフリーランスエージェントです。

週2~3日から参画できる案件やリモートの案件が充実しており、自社サービス立ち上げに際して収入を確保するために副業を探している方や、メインの案件のスキマ時間を活用して収入増を目指す方に適しています。

エージェント以外の仲介業者を挟まない直請け案件の高単価案件が多く、週2~3日でも相応の報酬が目指せる点もメリットです。

案件の幅は広く、有名企業からスタートアップやベンチャー企業までさまざま。トレンドの技術を使った案件も多いので、スキルアップを目的として週2~3日の案件へ参画するのも良いでしょう。

ITプロトータルサポートという福利厚生サービスを提供しており、保険相談、与信サービス、フリーランス向け報酬即日払いサービスなどが利用できます。

ITプロパートナーズ公式サイトはこちら

クラウドテック


クラウドソーシングサービス大手の株式会社クラウドワークスが運営するITエンジニア向けのフリーランスエージェントです。

クラウドソーシングサービスを提供する企業が運営するだけあり、働く場所を選ばないリモート案件や、掛け持ち可能な週3~4日の案件が充実しています。特にリモート案件の充実度は高く、全体の97%がリモート案件、かつエージェント利用者の88%がリモートワークで稼働中です。

翌月15日支払いと、報酬支払期間も業界最短クラス。利用可能サービス100種類以上のフリーランスライフサポートを提供するなど、福利厚生面でも大きなメリットがあります。

クラウドテック公式サイトはこちら

テックビズフリーランス


「独立から定年まで徹底サポート」をうたうITフリーランスエージェントで、最短3日で案件へ参画可能とスピード感がありつつも、案件継続率97%超と安定感のある点が魅力です。

利用者の希望に沿った案件を探す専属のコンサルタントは、全員が過去に独立した経験があるためフリーランスの立場に寄り添った提案をできるのが強み。案件参画までのサポートはもちろん、キャリアプランや独立に際しての相談、案件参画後のフォローなども対応します。

案件参画中は、実質無料で税理士が税務作業を代行してくれるので、はじめてフリーランスとして活動する方も安心です。浮いた時間を学習時間に充ててスキルアップを図ることもできます。

テックビズフリーランス公式サイトはこちら

ランサーズエージェント


クラウドソーシングサービス大手のランサーズが提供するフリーランスエージェントです。

多重下請け案件の取り扱いはなく、手数料をクライアント・フリーランス双方に公開している点が特徴。

案件のほぼすべてが直請け案件なので、余計なマージンが発生せず単価が高めな傾向があります。

ランサーズに登録された40万社と連携しているため、多彩な案件から希望条件に合致するものを選べるでしょう。

週3~4日の案件が多いですが、週2~3日の副業向け案件も豊富です。

支払いパターンが柔軟で、所定の手数料や条件を満たせば報酬の先払いにも対応します。

ランサーズエージェント公式サイトはこちら

エンジニアスタイル東京


エンジニアスタイル東京は、フリーランスエージェントの案件を幅広く掲載するITフリーランス向け案件検索サイトです。

10万件を超えるエージェント各社の案件を一括で比較することができます。

膨大な案件数に対して、リモート案件、高単価案件などの条件で検索をかけられるため、効率的に希望に沿った案件を探すことができます。ただし、エンジニアスタイル東京で応募後はその案件を保有するエージェントとのやり取りが発生するため、通常のエージェントを使う場合に比べてやや手順が増える点は留意しておきましょう。

案件へ応募後、フリーランスエージェントとの初回面談1社につき、Amazonギフト券 3,000円をプレゼントするキャンペーンも実施中。

フリーランスの営業活動をサポートするフリーランスエンジニア向けのイベントやオフ会も定期的に開催しています。サイトの登録者は無料で参加できるため、エンジニア同士のネットワーク構築にも役立ちます。

エンジニアスタイル東京公式サイトはこちら

フリーランスエージェントへの登録から、案件獲得・参画までの流れ

フリーランスエージェントへ登録してから、案件を獲得して実際に参画するまでの流れを解説します。

フリーランスエージェントへの登録

まずはフリーランスエージェントへ登録しましょう。サイト上にフリーランスの利用者向けの登録フォームが設けられていることが多いので、フォームの指示に従って必要事項を入力します。

フリーランスエージェントへの登録では、氏名・住所などの個人情報に加え、スキルシートや職務経歴書の提出が求められることがあります。

オリジナルのフォーマットでの提出が認められるサービスも多いですが、なかには専用フォーマットでの提出が求められる場合もありますので、サービスごとの指示に従って登録していきましょう。

エージェントは、スキルシートや職務経歴書を参考に利用者へ紹介する案件を探すため、内容の誤りや記入漏れがないよう注意してください。

担当者との面談

登録作業を終えたら、エージェントの担当者と連絡を取り合い面談の日程を設定します。

面談では、スキルシートや職務経歴書の内容を確認するほか、キャリアの志向性、案件に求める条件などをヒアリングします。

担当者の質問にその場で受け答えすると認識に齟齬が生じかねないため、確実にすり合わせが必要となる次の点については事前に考えておくとスムーズです。

  • 稼働可能な日数(週○日、1日あたり○時間など)
  • 報酬の希望額(月額○円以上、時給○円以上など)
  • 参画可能日・予定日(即日可能・○月から・未定など)
  • 希望する業務内容、職種(扱いたい言語や技術など)
  • その他(掛け持ちやリモートの希望有無など)

案件紹介

スキルシートや経歴書、面談の内容などをもとに、条件にマッチした案件をエージェントが紹介します。

同時に複数の案件を紹介されることもありますが、ひとつひとつの案件によく目を通し、条件の認識に齟齬はないかなどをしっかり確認してください。

案件の内容に不明な点がある場合は、応募前にエージェントの担当者に確認を取りましょう。

案件への応募・選考

希望条件にマッチする案件を見つけることができたら、案件へ応募しましょう。

応募後、クライアント側で書類選考が行われ、通過すれば面談・面接へ進みます。面談では、自己紹介や案件内容についてのすり合わせを行い、その他に質問があればお互いに回答します。なお、面談にはエージェントの担当者も同席するため、交渉したい内容があれば事前に相談しておくと良いでしょう。

選考の結果は、エージェントの担当者から連絡があります。数日程度で結果がもらえるケースが多いですが、遅い場合は1週間程度かかることもあります。その他の業務との兼ね合いなどで具体的なスケジュールを確認したい場合は、エージェントに確認しておきましょう。

案件への参画

選考に合格すると、契約書の締結に入ります。最終的な報酬や契約条件に誤りがないか確認し、もし希望と異なる条件があった場合には、担当者に伝えて改めてクライアントと交渉してもらいましょう。

契約内容に問題がなければ、契約書を締結して稼働開始です。稼働の際は、作業報告書や勤務管理表をエージェントの指示に従って作成していきます。

作業報告書の作り方や送り方、業務の進め方などで不明な点が発生した際は、エージェントの担当者に相談しましょう。

まとめ

今回は、フリーランスエンジニアがフリーランスエージェントサービスを利用するメリットやデメリットの解説に加えて、SHIFTフリーランスがおすすめするフリーランスエンジニア向けエージェント11選を紹介しました。

フリーランスエージェントの利用には手数料がかかりますが、その代わり高単価の案件を安定して獲得できたり、営業にかかるリソースを仕事やスキルアップに使えたり、税務処理や契約手続きなどの負担やリスクを軽減・回避できたりと、メリットも数多くあります。

各ITフリーランス専門エージェントが保有する案件にはそれぞれ得意分野があるため、自分の希望条件にマッチする案件を見つけるためには、複数のエージェント利用も重要です。

フリーランスエージェントを上手く活用して、フリーランスエンジニアとして安定的に研鑽を積んでいきましょう。

ITフリーランスのための求人・案件情報を提供するわたしたちSHIFTフリーランスでは、単なる案件紹介のみにとどまらず、担当のコーディネーターがひとりひとりに寄り添いながら懇切丁寧に対応させていただきます。

少しでもフリーランスにご興味がありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。