A-STAR TOPICSCTO/プロジェクトマネージャー/リーダー特集 Vol.1

A-STARが提供するプラットフォームはどのようにして完成したのか。今後の機能追加などさらなる進化は? IT人材の働き方はこれからどう変わっていくのか。A-STAR開発チームの赤間、櫻井が本音で語り合った。

A-STARが提供しているサービスのアーキテクチャについて

赤間A-STARのマッチングシステムの変遷を見ていくと、最初はフリーランス向けの「A-STAR.com」と基幹システムとで2012年にスタート。2014年には、インフラエンジニアなどの職種に特化したサービスやサイバーエージェントなどの企業に特化したサービスを展開。2015年には様々な企業がA-STAR.comを利用できるようにプラットフォーム化したという流れになっています。

櫻井創業時から3年間は、SESエージェントといくつかの自社メディアを持っているという業態ですね。それが、プラットフォーム化によって、いろいろなSESエージェントや法人ユーザーを束ねることで、自社のマッチングだけではなく、数多くの企業とITエンジニアのマッチングが可能になったというわけですね。

赤間さらに、2017年7月にはAIが登場して、契約やCS系、バックオフィス業務が大幅に強化され、よりプラットフォーマーとしての機能が拡充されました。

櫻井そのAI機能はフリーランスにも公開されて、自分のプロフィールに合った案件がレコメンドされるようになっていますね。

赤間僕ら開発チームは最初から一貫して、A-STARの経営戦略を実行するためにはどのようなアーキテクチャが必要かということを考え、実装してきました。全システム共通で使えるデータベースとAIエンジンを下地に、それらを利用するアプリケーションが実装されています。ITエンジニアに限らず、人材領域の全ての業種、全ての職種はこれと同じ仕組みでプラットフォーム化できます。

櫻井現状ではSESエージェントとフリーランスのエンジニアのマッチングの機能がメインですが、このAIエンジンを使って人材紹介や人材派遣のビジネスにも応用することができるということですね。

サービス開発を行う上で大切にしたこと、苦労したことなど

櫻井エンジニアの方、特にフリーランスの方が仕事を獲得するためにどのような情報を提供したら良いのか。その情報を提供する企業側にはどのような機能を提供したら良いのか。ゴールはあくまでマッチングであり、そのために周辺の機能をどう充実させるべきか。そのゴールがブレないようにしていましたね。そこがブレちゃうとA-STARが提供するべきサービスとかけ離れていってしまうと思っています。

赤間技術的なことに加えて、さらに僕はチームのマネジメントを大切にしていました。創業当初は若いメンバーが多かったので、彼らを教育して戦力にするというのも僕にとってのミッションでした。少しずつ成長できるように、課題を設定しながら仕事をアサインするということに気をつけていました。十数人いたメンバーが誰も途中で辞めたいと言い出さなかったので、開発メンバーは自分の成長を実感しながら事業拡大にコミットしてくれていたのだと思います。 もうひとつ大切にしていたことが「Eat Your Own Dog Food」で、A-STARの営業部もプラットフォームの利用企業としてサービスを使っているところです。

櫻井A-STARがただのプラットフォーマーではなく、自らもSESとして営業する会社だったおかげで、ユーザー視点でのサービスへの不満点や、こんな機能が欲しいという要望を社内からヒアリングでき、サービスに反映することができたと思います。ただのプラットフォーマーだと〝お客さまのアンケート〟といった形で吸い出すしかないわけですが、実際に使用している〝現場の声〟を社員から直接聞いて反映できるというのは、A-STARならではの強味だと思います。

IT人材の働き方改革について

櫻井赤間さんがフリーランスを始めた頃と現在の状況はどう変わりましたか?

赤間僕のときはフリーランスになるのは凄く大変なことだと言われていました。会社から独立して、自力で食べていくのには相当な実力がないと無理だと言われていましたね。だから逆に僕にとってはフリーランスになるのは1つの目標でもありました。今もハードルはありますが、誰でもフリーランスになれる時代になりつつあると思います。世の中がIT人材の多様な働き方を認めるようになったとも言えますね。

櫻井フリーランスになることへのハードルは徐々になくなってきたんでしょうか。それとも何かを境に急になくなったのでしょうか。

赤間段々と一般的になってきた感覚があります。SESエージェントがWEBで集客できるようになってから、フリーランスの増加が加速したと感じます。

櫻井僕は以前在籍していたゲーム会社ではフリーランスの方が大勢いて、当時は衝撃を受けましたが、もはやそれが普通の光景になってきているなと思います。SESの中には福利厚生をウリにしている会社も増えてきたし、今後はますますフリーランスという働き方を選択する人は増えていくでしょうね。

赤間フリーランスでも働く環境や待遇が正社員と変らなくなってきているのは間違いないですね。

今後、IT人材はどう変わっていくべきか

櫻井今後、IT人材に限らず会社が守ってくれる時代ではなくなり、自分の将来は自分自身で切り拓いていかなければならない時代になります。会社に勤めていても、自分の価値は自分で高めていかなければならないし、人生設計も自分自身で考えていかないといけない。自分で自分をプロモーションすることが必要になると思います。

赤間自分に置き換えて考えると、高齢になっても働くためにまずは体力が必要になると思いますし、色々なことを経験しておくことも大切ですね。僕自身、エンジニアとしての技術を高めていくと同時に、ビジネスマンとしてもステップアップするため、自分で会社を設立しました。会社が軌道に乗って大きくなれば良いし、もし会社がうまくいかなくても、経営者としての経験はエンジニアとしてもビジネスマンとしても自分を成長させてくれるはずだと思います。これからのITエンジニアはITスキルだけではなく、色々な意味でマネージメント能力が必要になってくるのではないかと思います。