今回の記事ではエンジニアの将来性とその理由を職種別に解説していきます。

AIが発達しても需要が高いエンジニアでいるためにできることなどもご紹介します。

それではエンジニアの将来性を職種別に解説することからはじめます。


エンジニアの職種別の将来性

プログラマー デスク周り


AI技術の進歩が著しいIT業界ですがこれから需要の高まるエンジニアの職種はいったいどれなのでしょうか。

ここでは将来性のあるエンジニアを職種別にベスト3でご紹介します。


1.セキュリティエンジニアの将来性とその理由

ITの進歩においてサイバーセキュリティのプロフェッショナルに対しての需要は高まっていきます。

その反面サイバーセキュリティに対する攻撃も高度になってきておりセキュリティエンジニアに求められるスキルも高度化しています。

今後はサイバーセキュリティにおいてもAI技術とデータ処理に関するスキルが必要となりエンジニアへの需要は高まるばかりです。

インターネットやクラウドの世界は誰もがアクセスできるというメリットがあります。

その反面誰もがアクセスできるのでサイバー攻撃を受ける可能性もあるということになります。

昨今では企業のデータ流出の報道を見かける機会が増えてきました。

そのため強固なセキュリティシステムを設計できるエンジニアがいれば企業も安心してビジネスをすることができます。

最新のサイバー攻撃に詳しくサーバやセキュリティの高いスキルを持ったエンジニアの将来性は明るいといえます。

【まとめ】
セキュリティエンジニアは今後高度化していくサイバーセキュリティスキルの需要が高まるという理由により将来性があります。


2.機械学習エンジニアの将来性とその理由

ブラウザのアイコンをタッチする男性


今後はあらゆるものがAI化され企業のテクノロジ部門が最も投資額の多い分野の1つです。

機械学習エンジニアはAIによって学習した知識を適用したシステム開発を行います。

システムをトレーニングするためには複雑なデータセットやアルゴリズムを扱い、AIはビッグデータを分析し最適な情報を抽出するためデータベース知識が不可欠です。

そのため機械学習エンジニアはプログラミング言語のPythonやC/C++を活用し高度なプログラミング能力が必要となるでしょう。

あらゆることがAI化されるかも知れない状況で機械学習エンジニアの将来性は明るいといえます。

【まとめ】
機械学習エンジニアは今後のAI化に伴い需要が高まるという理由により将来性があります。


3.クラウドエンジニアの将来性とその理由

AIと並んで現在注目されているのがクラウドテクノロジーです。

企業はシステムをクラウドに移し複数のプロバイダーを利用したハイブリッドなアプローチを採用する状況が増えています。

クラウドエンジニアは社外のシステムと社内のテクノロジーを合わせた大きな規模のソリューション開発をすることになるでしょう。

そのためAWSやAzureに関わることは今後少なくなります。

クラウドエンジニアには仮想化技術・コーディング能力・企画力などの高いスキルが必要となっていくでしょう。

それらのスキルを高いレベルで兼ね備えたクラウドエンジニアは今のところ希少な存在のため将来性は明るいといえます。

【まとめ】
クラウドエンジニアはシステムのクラウド化と企業の大規模なソリューション開発の需要が高まるという理由により将来性があります。


英語力のあるエンジニアの将来性



ここでは将来性のあるエンジニアの番外編として英語力のあるエンジニアをご紹介します。

求人サイトや転職サイトを見ればわかりますがエンジニアの案件はスキルさえあれば高額案件なども豊富です。

エンジニアの日本企業での需要は高く今のところ案件に事欠くことはなくわざわざ英語を勉強する必要はありません。

しかしビジネスは凄まじい勢いでグローバル化しておりアジア圏では英語力がエンジニアにも求められています。

次の項目ではアジア圏の中でも中国人エンジニアの将来性について解説していきます。


中国人エンジニアの将来性

ラップトップコンピュータで仕事をするビジネスマン


ある中国の大手IT企業は世界170ヵ国以上に進出しており従業員が18万人以上いる中の半数近くがエンジニアです。

これだけグローバルに事業を展開しているため英語力は必須となっています。

この中国の大手IT企業は日本で新卒エンジニアの初任給を月額約40万円で募集して話題になりました。

しかしこの中国大手IT企業の本社では新卒エンジニアを初任給月額約80万円で雇っています。

その差は約2倍となっており英語力のないエンジニアの価値は低いことの証明になってしまいました。

中国人を安い労働力で日系企業が雇っていた時代が完全に終わりを告げたことになります。

その代わり中国系グローバル企業が日本語しか話せないエンジニアを安く雇う時代の到来といえるでしょう

中国系ハイテク企業のエンジニアの年収は1,000万円を下回ることはほとんどありません。

アジアに限らず世界中でITエンジニアが圧倒的に不足し給料の水準は世界共通で高額になっています。

英語力のある中国人エンジニアの将来性は明るいといえます。


インド人エンジニアの将来性

プログラミングするソフトウェアエンジニア


以前であればインドのエンジニアといえば中国と同様に安いというイメージがありました。

そのような認識の時代はとっくに終わりを迎えています。

インドの優秀なエンジニアの初任給の年収がおよそ1,500万円

インド最高峰のインド工科大学の優秀な学生の新卒での年収は1,700万円です。

インド工科大学の優秀な学生はGoogleやFacebookなどシリコンバレーのグローバル企業に就職していきます。

世界水準で優秀だと認められているインド人エンジニアの将来性は明るいといえるでしょう。


「Amazonショック」から見えるエンジニアの将来性



世界最大のネット通販企業であるAmazonの本社はシアトルにあります。

シアトルの街中では住居や事務所スペースの提供をしてもAmazonに勤めている社員で埋まってしまう状況が続いていました。

そのような状況でも成長し続けるAmazonはシアトル側の要望もあり第2本社の設立を決定しています。

Amazonの第2本社で採用される社員はマネジメント層やエンジニアを中心に最大5万人

その社員の平均年収は約1,100万円超となっています。

採用される社員最大5万人の内約7割はエンジニア。

そのため、高額の報酬を受け取っています。

Amazonの第2本社で雇用されるエンジニアだけの平均年収に限れば軽く1,100万円を超えているということになります。

平均年収約1,100万円以上の社員が約5万人もの雇用を生む事態に世界が注目しました。

全米に限らず北米やメキシコをも巻き込んだ誘致合戦には238都市が名乗りをあげています。

このような状況はまさに「Amazonショック」です。

Amazonエンジニアの雇用状況は世界中で注目されているという理由で将来性は桁外れに明るいといえます。


世界の中の日本人エンジニアの将来性

ノートパソコン


先に記したように世界的なハイテク企業エンジニアの平均年収は1,000万円を軽く超えています。

日本国内で活躍している優秀なエンジニアの年収も1,000万円を超えていますがまだまだ少数となっています。

今後世界水準で競争せざるをえなくなった場合日本語しか話せないエンジニアの将来性はどうなるのでしょうか?

世界スタンダードで見た場合日本語しか話せないエンジニアの将来性はあまり明るくありません。


日本でエンジニアは将来79万人不足する

ラップトップパソコンの操作


経済通産省の調査によるとエンジニアの需要は2030年に79万人不足するというデータが示されています。

これから日本は新卒者の人数よりも退職者の人数が上回ってしまうことがわかっています。

そのため現役のエンジニアが職場を去ることになり深刻な人手不足になっていきます。

このようにエンジニアは需要がますます高まり企業は人材確保に悩まされることになります。

しかしIT業界は技術の進歩が著しくエンジニアには絶えずスキルアップが求められます。

そのため実務経験豊富で高いスキルを身に付け続けているエンジニアの需要は今後ますます高まって生きます。

そして今までは需要があってもいずれ需要が縮小していくエンジニアの職種が出てくることもありえます。


需要が高いエンジニアでいるため知っておきたい5つのポイント



将来的に需要が高いエンジニアでいるために知っておきたい5つのポイントをまとめておきます。


1.需要のあるプログラミング言語の習得

プログラミング言語のトレンドはIT技術の進化とともに移り変わりが激しくなっています。

そのため需要のあるプログラミング言語を習得している必要があります。

それでは大手求人メディアによる「プログラミング言語別の求人数の割合ランキング」を見てみます。

ランク言語名割合
1.Java31.10%
2.PHP14.96%
3.Ruby8.24%
4.C#/C#.net6.61%
5.JavaScript6.55%

出典元:https://career.levtech.jp/guide/knowhow/article/563/

上記のデーターを見ると1位がJava(31.10%)・2位がPHP(14.96%)となっています。

上位2つのJavaとPHPの求人数割合を合わせるとその割合は46.6%と約半分のシェアを占めていることが分かりますね。

国内では大掛かりなシステム開発の際に採用されるJavaの需要が高いことがわかります。


2.移りゆくプログラミング言語のトレンド



先にご紹介した「プログラミング言語別の求人数の割合ランキング」において2位がPHP(14.96%)・3位がRuby(8.24%)となっています。

PHP・Rubyの割合を合わせると23.3%と国内ではおよそ4分の1の割合があるということです。

その一方で海外に目を向けるとPHP・Rubyの利用者は年々減少している傾向にあります。

国内だけの需要と海外での需要のどちらを選択するかでエンジニアの将来性が大きく変わることになるということです。


3.海外で学習されている2つの言語

赤いキーボードボタンの学習。


国内と海外のプログラミング言語の需要は若干違っています。

そこで海外で最近学習されているプログラミング言語に目を向けてみます。

GoとTypeScriptの学習者の割合が高くなっています。

GoとTypeScriptのプログラミング言語としてのシェア率はまだ低いものの急速に伸びつつあります。


4.プログラミング言語別利用者ランキング

世界的な開発プラットフォームである「Github」の利用者による「プログラミング言語別利用者ランキング」は下記の通りです。

ランク言語名利用者数の割合(月間)
1JavaScript22.63%
2Python14.75%
3Java14.01%
4C++8.45%
5C6.03%
6PHP5.85%
7C#5.03%
8Shell4.85%
9Go4.10%
10TypeScript3.89%

出典元:https://www.benfrederickson.com/ranking-programming-languages-by-github-users/

9位にGo・10位にTypeScriptがランクインしており急激にシェア率が上がっていることがわかります。


5.国内と海外のプログラミング言語の需要格差

「プログラミング言語別の求人数の割合ランキング(国内)」「プログラミング言語別利用者ランキング(GitHub)」の比較です。

言語名ランク(国内)ランク(GitHub)
Java13
PHP26
Ruby3ランク外
C#/C#.net47
JavaScript51

国内求人数の割合ランキングは上位5つでGithubの利用者ランキングは上位10個と差はありますが需要の違いはわかります。

Java・PHP・C#・JavaScript は共にランクインしていますがRubyにおいてはGitHubの利用者ランキングに入っていません。


需要が高いエンジニアでいるための5つの注意点

指を指しているビジネスマン


将来需要が高いエンジニアでいるための5つの注意点をまとめておきます。


1.プログラミング言語の需要とトレンドを理解する

先に触れたようにプログラミング言語の国内での需要と海外での利用者のトレンドには違いが生じます。

IT技術のトレンドは海外発のものが多くそれらが日本の国内で影響を与えるにはタイムラグがあるためです。

ITハイテク企業のグローバル化の勢いによりエンジニアの学習するべきプログラミング言語の選択が大事になってきます。


2.将来性のあるエンジニアの職種を理解する

どのプログラミング言語を学習するかによってエンジニアの職種は違ってきます。

将来性のあるエンジニアの職種にはプログラミング言語の知識だけでなく多くのスキルが必要となってきます。

今回はセキュリティ・AI・クラウドの分野のエンジニアの職種をご紹介しました。

それらの職種で必要な知識とスキルは大きく違います。

そこで何を選択するかがあなたの将来性を左右することになります。


3.英語力を高めておく

ステップアップ


日本国内においても深刻なエンジニア不足の状況が続いているため英語力を高めておく優先順位は低いといえます。

世界のエンジニア事情から考えると日本語しか話せないエンジニアの需要は低いといわざるを得ません。

海外のハイテク企業が日本国内に侵食していっている事実を考えると英語力を高めておくメリットは高くなります。

世界的に見れば日本語しか話せないエンジニアの需要はこれから低くなっていくことを知っておいて下さい。


4.学び続ける

エンジニアには学び続けることが不可欠になってきます。

これからのエンジニアは英語力を身につけ世界水準で競争していく時代に突入していきます。

国内と海外の需要がこれからは均一化されこれまでのスキルが通用しなくなる事態も考えられます。

そのためには新たな知識を身に付けスキルを高めるために学び続けなければなりません。


5.変化を恐れない

将来的には世界のエンジニア事情が均一化され日本国内の需要が世界の水準と差がなくなる状況になります。

AIや自動翻訳機能はめざましく進化していますが英語力がない場合コミュニケーションなどの面で淘汰される可能性も。

今後GoやTypeScriptの需要がさらに高まれば日本国内において学習される機会が増えてくることも予想されます。

これらの将来の変化については誰も断言することはできませんが変化を恐れないで対応していく姿勢が問われる時代になるでしょう。


まとめ

Web系エンジニア


いかがだったでしょうか。

今回はエンジニアの将来性を職種別に解説していきました。

セキュリティ・IT・クラウドの分野のエンジニアの需要は今後も高まっていきます。

さらには世界のエンジニア事情の将来性についても触れてみました。

アジア系エンジニアの優秀さはGoogleやFacebookの就職状況においても認められています。

しかし中国やインドの優秀なエンジニアと日本のエンジニアを比べるとグローバル化という意味で引け目を感じざるをえません。

そうとはいえ日本のエンジニア不足は続きその需要はしばらく衰えません。

高いスキルを身につけるため学び続け新しいトレンドに対して変化を恐れず対応していくことで案件の需要は保たれます。

これらを踏まえてどのようなエンジニアになるかはあなたの選択にかかっているとえるでしょう。

その際今回の記事が少しでも手助けになっていれば嬉しいです。