近年、「働き方改革」が注目を浴びていることからもわかるように、働き方についての関心が非常に高まっています。

また同時に、インターネットをはじめとするさまざまなテクノロジーの発展によって、実際に柔軟かつ多様な働き方が実現できる世の中になってきてもいます。

こうしたなかで、会社員以外の働き方の一つとして、フリーランスとして働く人が増えています。


その一方で、フリーランスが具体的にどういったものなのか、その実態について詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、フリーランスの定義や意味から、混在されがちな個人事業主や自営業とどういった違いがあるのか、またフリーランスの代表的な職種やフリーランスの特徴、注意点といった概要について、包括的かつなるべくわかりやすく解説します。




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なお、本記事の中では各テーマに関連する記事へのリンクも貼ってありますので、宜しければ併せてご参照ください。

フリーランスとは

フリーランスの定義や意味

そもそも「フリーランス」とは、どのようなことを指す言葉なのでしょうか。

フリーランスとは、中小企業庁のガイドラインによると以下のように定義されています。

実店舗がなく、雇人もいない自営業主や一人社長であって、自身の経験や知識、スキルを活用して収入を得る者
参照:フリーランスとして安心して働ける環境を整備するためのガイドライン

つまり、フリーランスとは、他の誰でもない自分自身の技術や知見を提供し、その対価として報酬を得る人、およびそのような働き方を意味すると言えるでしょう。

フリーランスは個人事業主とは異なり、法令上の用語ではありません。そのため極端なことを言えば、誰もがすぐに「フリーランス」を名乗ることが可能です。

混同されやすいフリーランスと個人事業主や自営業との違いについては、後ほどあらためて詳しくご紹介します。


なおフリーランス(freelance)の語源には諸説あるものの、中世ヨーロッパにおいて槍を武器とする傭兵であるフリーランサー(free=未契約の・自由な、lancer=槍兵)を雇って戦争に臨んでいたことに由来するという説が有力とされています。

フリーランスの人口と経済規模

フリーランスの人数や経済規模は近年ますます拡大しており、2021年には1,577万人がフリーランスとして働き、その経済規模は23.8兆円に達しています。(※副業なども含む数字)

2020年のフリーランス人口は1,062万人、経済規模は17.6兆円だったことから、2020年から2021年にかけて急拡大しています。

参照:新・フリーランス実態調査 2021-2022年版

これはリモートワークやWFH(ワークフロムホーム)の浸透をはじめ、よりフリーランスとして働きやすい環境が整備されてきていることや、それと同時に企業が募集するフリーランスの案件が増加していることによる影響と考えられます。

かつては働くこと=会社員として会社に勤めること=が普通であり、フリーランスはやや特殊な働き方と考えられていましたが、近年では会社に勤めながら副業・複業としてフリーランスで働くという形も一般的となりつつあり、より多くの人がフリーランスという働き方を選ぶようになっています。

フリーランスという働き方を選択する人が増えている理由や背景

同じく『新・フリーランス実態調査 2021-2022年版』によると、フリーランスになったきっかけとして、以下のような内容が挙げられています。

  • 収入の拡大のため
  • 時間にとらわれない働き方をするため
  • 自己実現のため
  • 場所にとらわれない働き方をするため

「収入を増やしたい」という願望は普遍的なものであり、古今東西多くの人が共通して願うものと言えます。また「時間や場所にとらわれない働き方」というのも、会社勤めをしている人の多くが持つ願望と言えるでしょう。

近年は、こういった願いを実現するための選択肢として「フリーランス」を選ぶ人も増えていますが、かつては「会社に所属して会社員として働くこと」以外の選択肢が少なく、その他の選択肢を取ることのハードルは非常に高い状態でした。

例えば、もし独立したとしても「フリーランスとしてやっていけないのでは」「会社員時代に比べて収入が下がるなど、デメリットの方が大きいのでは」という不安から、高い自由度とリスクを天秤にかけ、結局のところ安定した会社員を選ぶということがより一般的な選択でした。

しかしながら、近年はクラウドソーシングやA-STARをはじめとするフリーランスエージェントなど多種多様なサービスが登場し、それ以前と比べるとはるかに簡単にフリーランスとして活動を始め、案件を獲得して収入を得るということができるようになりました。

その結果として、かつてとは比べ物にならないほどフリーランスという働き方を選択するハードルが下がったことが、フリーランスの数が増加している大きな要因と考えられます。

またフリーランスの場合、会社員であれば会社が行ってくれる経理や納税、確定申告などさまざまな手続きを自分で行う必要があります。これもまたフリーランスになることのデメリットの一つと言えますが、近年はフリーランス向けの便利なサービスも出てきており格段に簡単に手続きを行えるようになりました。

さらにSNSの隆盛によって個人の発信力が高まり、それによって個人でも集客をしやすくなったというのもフリーランスにとっては追い風でしょう。

加えて便利なチャットやWEB会議ツールも登場し、オンラインのみでもスムーズにコミュニケーションを行い仕事を進められることができるようになりました。

働くために必ずしもオフィスが必要という時代ではなくなってきており、例えばIT系のフリーランスの場合、PCとインターネットさえあればすぐにでもフリーランスとして活動を始めることも可能です。

このようなさまざまな外的な要因によって、もともと多くの人々が描いていた「理想の働き方」が実現しやすい環境になったということが、フリーランスが増加する理由の一つとして考えられるでしょう。


またフリーランスを選択するきっかけとして、「自己実現のため」といったものも挙げられています。

個人のライフスタイルや価値観が多様化し、人生における仕事の在り方についても見直しが進むなかで、仕事に対して収入だけでなく、精神的な満足や充実感も得られることが重視されてきています。

フリーランスの基本は、自分が得意とすることをサービスとして提供しその対価を得ることですが、自分の得意なことで価値を提供しクライアントやユーザーに喜んでもらうというフリーランスの働き方は、業務命令でさまざまな仕事をしなければならない会社員と比較すると、より自己実現をはかりやすいと言うのも理由の一つと考えられるのではないでしょうか。

フリーランスと個人事業主の違い

フリーランスと似た言葉で「個人事業主」があります。混同されがちなフリーランスと個人事業主ですが、どのような違いがあるのでしょうか。

まずフリーランスとは、上でも述べた通り「ある一つの働き方や収入を得る方法」を指し、法令上の用語ではありません。そのことから、誰もが何らかの手続きを必要とせずすぐにでも名乗ることができるものです。

一方で個人事業主とは、「法人ではなく個人で事業を営んでいて、税務署に開業届けを提出している人」を指します。また、個人事業主はフリーランスとは違って税法上の区分であり、開業届を提出している状態を指すことから、必要な手続き無しに勝手に名乗ることはできません。

なお、特定の法人に属さずに業務を行い、給与ではなく報酬として収入を得るという点はフリーランスも個人事業主も同じです。

フリーランスと個人事業主の違いは、「開業届を出しているかどうか」で税法上区分されるということになります。

ここまでの内容をわかりやすく整理すると、「個人事業主は税法上の区分のこと」であり、「フリーランスは働き方のこと」を指すという違いがあります。

したがってこれらは背反ではなく、開業届を提出している個人事業主でありながら、フリーランスという働き方をしている人は、個人事業主かつフリーランスであると言えます。

フリーランスと自営業の違い

個人事業主と同様に、フリーランスと混同されがちな言葉として「自営業」があります。フリーランスと自営業にはどのような違いがあるのでしょうか。

自営業とは「自ら事業を営むこと」を指し、自営業者とは「自ら事業を営んでいる人」のことを指します。言い換えると、自営業者とは「独立して自ら事業を営んでいる事業者の総称」とも言えます。

会社員のように会社に雇用されているわけではなく、自らが事業を行い、そこから収益を上げている人のこと全般を指すことから、具体的には飲食店や小売商店、美容室、学習塾などの経営者や、フリーランスのコンサルタント、エンジニア、デザイナーなどが例として挙げられます。

業種には関係がなく、自身で事業を営んでいれば自営業者に該当します。

一方で、フリーランスは上でも述べた通り働き方を指す言葉です。

また「フリーランスとは」で紹介した中小企業庁の定義には「フリーランスとは実店舗がなく、雇人もいない自営業主」とあるように、フリーランスは自営業主のなかにも含まれると考えられます。


フリーランスと個人事業主、自営業者の違いについて、図でまとめると以下のようになります。

フリーランスの代表的な職種と仕事内容

一口にフリーランスといっても、一般的なものだけで数十種類にも及ぶさまざまな職種が存在します。

ここでは、フリーランスの代表的な職種のカテゴリである以下の3カテゴリを取り上げ、特に近年需要が高まっているITエンジニア系の職種と仕事内容を中心に紹介します。

  • ITエンジニア系
  • クリエイティブ系
  • ビジネス系

ITエンジニア系フリーランスの職種

ITエンジニア系のフリーランスの職種としては、システムエンジニア(SE)やプログラマーなどが該当します。

普段目にするようなWEBサイトやスマホアプリといったものから、企業で使用される業務用システムといったものまで、さまざまなシステムやソフトウェアの開発などに携わる仕事で、フリーランスの職種として以前からメジャーなカテゴリです。

近年では専業だけでなく副業として、企業に勤めるITエンジニアが休日や終業後などの空いた時間を使ってシステム開発などのプロジェクトにフリーランスとして参加するケースも見られています。

一般的には学校やプログラミングスクール、その他独学での学習や、実際のプロジェクトでの実務経験を経て一定のスキルを身に着けた上でフリーランスとして独立する人が多い職種です。

近年はデジタル化の波から特に需要が高まっており、A-STARのようなフリーランスITエンジニア向けの案件を紹介するサービスも増えてきています。

フリーランス案件一覧はこちら

またITエンジニアは需要が高まっているにも関わらず供給が十分でないことから大きな需給ギャップがあると言われており、フリーランスの職種のなかでも特に報酬が高い傾向にあります。

またどの職種にも言えることではあるものの、スキルや専門性が上がれば上がるほど高収入が期待でき、フリーランスのITエンジニアで年収1,000万円以上を稼ぐ人も一定数存在しています。

参照:フリーランスエンジニアの年収・給与相場

基本的にはPCとインターネット環境があればいつでもどこでも働くことができるので、働く場所を選ばないのも魅力の一つと言えるでしょう。


フリーランスITエンジニアの職種の例としては以下のような職種があります。

プログラマー

プログラマーは、さまざまなプログラミング言語を用いてシステムやソフトウェアの開発を行う仕事です。

基本的にはシステムエンジニア(SE)が設計した内容に基づいて実装をする工程を担当します。

プログラミング言語にはJavaやPython、C#など多くの言語が存在し、大抵の場合は開発するシステムに合わせて案件ごとにプログラミング言語が指定されており、その言語を用いて開発します。

したがって、プログラミング言語によって需給バランスが異なることから、需要の高いプログラミング言語を使うことができたり、あるいは複数の言語に精通していたりすると報酬が上がりやすいという特徴があります。

プログラミング言語の選び方や種類については、こちらの記事で詳しく紹介していますので、ぜひ併せてご参照ください。

プログラミング言語の選び方と種類を徹底解説!初心者におすすめのプログラミング言語と難易度は?開発に有益な組み合わせも確認


またプログラマーの仕事についても以下の記事で詳しく紹介していますので、よろしければこちらも併せてご参照ください。

プログラマー案件の内容や報酬を解説!未経験でも在宅案件を獲得できる狙い目も紹介!活躍するために習得すべきことも確認しよう

システムエンジニア(SE)

システムエンジニア(SE)は、一般的にプログラマーが担当する実装工程の上流に位置するポジションです。

業務内容は要件定義から設計・実装・テスト・運用・保守までと幅広く、プログラミングはもちろんのこと、データベースやネットワークなども含めた幅広い知識が要求される職種となります。

具体的な仕事の内容としては、クライアントとやりとりをしながら要求や要件を理解し、それらに応えられるようなシステムを設計するという内容が中心となることから、技術力だけでなく、高いコミュニケーション能力や調整能力も求められます。

ITに関する知識やスキルに留まらず、対人スキルやプロジェクトマネジメントといった広範な能力が求められることから、プログラマーよりも報酬が高くなる傾向があります。


システムエンジニア(SE)の仕事について、詳しくは以下の記事で紹介していますのであわせてご参照ください。

フリーランスSE(システムエンジニア)として独立するために知っておきたい現実:スキルや年収、単価相場、高単価案件への参画方法などをご紹介!

インフラエンジニア

インフラエンジニアは、企業のIT環境の基盤(インフラストラクチャー)を支えるエンジニアです。
大きくサーバーエンジニアとネットワークエンジニアに分かれ、主にサーバーの選定や設計、構築、テスト、運用保守などを担当します。
運用保守のなかでは、ITインフラを安定させるため、日ごろの点検やトラブル対応といった仕事も行う必要があります。

もしインフラにトラブルが生じると、プロジェクトが停止してしまったり、企業の活動自体に大きな支障をきたすなど、非常に広い範囲に影響が及ぶ可能性もあることから、インフラエンジニアは重要性の高い仕事と言えます。

システム開発にはもちろんのこと、現代のあらゆるビジネスにおいてITは欠かせないものであり、それゆえにITインフラの仕事は必須であり、その需要は安定しています。


インフラエンジニアの仕事について、詳しくは以下の記事で紹介していますのであわせてご参照ください。

インフラエンジニアの求人の傾向を徹底解説!未経験でも取れる案件内容は?年収相場や求められるスキル・役立つ資格も確認しよう

プロジェクトマネージャー(PM)

プロジェクトマネージャーは、プロジェクトを成功に導くためにプロジェクト全体を統括する役割です。

目的を達成するために必要な人員やコスト、スケジュールなどを計画して調達し、進捗状況を管理しながらプロジェクトが円滑に進むようにコントロールします。

プロジェクトにはその過程でさまざまな問題が発生することから、問題の検出と解決をはじめ、クライアントやステークホルダー、プロジェクトメンバーなどプロジェクト内外の人々との調整などを行う必要があります。

したがって豊富なITの知識・経験に加えて、プロジェクトのマネジメントやレポーティング、ドキュメンテーションスキルなど幅広いビジネススキルも必要とされ、プロジェクトの成否に大きな影響を与える非常に重要性の高い仕事です。

そのため、ITエンジニア系の職種の中でも特に報酬水準が高い傾向にあります。


プロジェクトマネージャー(PM)の仕事について、詳しくは以下の記事で紹介していますのであわせてご参照ください。

プロジェクトマネージャーとは?仕事内容や年収を徹底解説!役割と求められるスキルは?プロジェクトリーダーとの違いもご紹介

ビジネス系フリーランスの職種

近年では、コンサルティングやマーケティング、営業、広報などといった職種でもフリーランスが増えてきています。特に、以前は内製で行うことが一般的であったマーケティングや営業、広報といった職種においてもフリーランスが増加しているということが近年の傾向として挙げられます。

その一因として、ITエンジニア以上に出社を前提とするイメージが強かったビジネス系の職種においてもリモートワークが広がってきたということが考えられるでしょう。

また、近年増加しているスタートアップやベンチャーといった比較的小規模の企業においては特に、ビジネス系の職種が必要であっても専任を採用するほどの余裕が無いことも多く、そういった場合にフリーランスの専門家の力を借りるという形が選択されるケースもあります。

職種を問わずリモート環境で仕事を円滑に進められるさまざまなサービスが登場し、また文化としても急速に浸透が進んだことや、ビジネス系職種においてもフリーランス需要が伸びていることが、ビジネス系フリーランスの増加を後押ししていると言えるでしょう。

ビジネス系フリーランスの職種例

  • コンサルティング
  • マーケティング
  • 営業
  • 広報
  • 採用 など

クリエイティブ系フリーランスの職種

ここ数年で、主にマーケティングやエンターテイメントなどの領域においてコンテンツの生産量・消費量が大きく拡大していることから、需要が伸びている職種です。

実際に、クラウドソーシング系のプラットフォームなどでも非常に多くの案件の募集がされています。

クリエイティブ系フリーランス職種の特徴として、クリエイティブな職種ゆえに、資格や経験、スキルといったものだけでなく、個人の持つセンスも問われることが挙げられます。

特にライターやデザイナーといった職種は参入自体は難しくなく、会社員の副業としても人気の高い職種でもあります。したがって報酬もピンキリで、中には1件当たりの報酬が数百円~数千円といったものもあれば、数十万円を超えるものまでさまざまです。

クリエイティブ職種は、上述の通りセンスやオリジナリティといった要素がより強く問われる領域のため、その人にしか生み出せない価値があり、かつそれに対する需要があれば、圧倒的な報酬を得ることも可能です。

クリエイティブ系フリーランスの職種例

  • ライター
  • デザイナー
  • イラストレーター
  • ディレクター
  • ユーチューバー(YouTuber)
  • 動画編集 など


ここで紹介した内容以外にもさまざまなフリーランスの職種がありますが、カテゴリ単位ではやはりITエンジニア系の需要が伸びており、案件数も安定しています。

需要の高さゆえに、A-STARをはじめとする多くのフリーランス向け案件紹介サービスがあり、スキルや経験さえあれば仕事を探しやすく、また全体的に報酬も高い傾向にあることから、フリーランスのなかでも特におすすめの職種です。

ITエンジニア向けのフリーランス案件はA-STARでも多くの取り扱いがありますので、ご興味のある方はぜひお気軽にご相談ください。

フリーランスの働き方の特徴と注意点


ここまでフリーランスの概要や職種について紹介をしてきましたが、こちらでは実際にフリーランスを目指す上で気になる、フリーランスの働き方の特徴と注意点、その対策について紹介します。

収入が変動しやすい

基本的に毎月決まった給料が保証される会社員とは異なり、フリーランスでは案件による報酬が収入となります。

そのため、請けている案件の条件や時期によって収入が大きく変動しやすいという特徴があります。

フリーランスは「働いたら働いた分だけ報酬が得られる」「スキルや経験を高めれば高めるほど良い条件の仕事が得られる」という働き方です。

これは安定という面から見るとデメリットとも言えますが、自分の能力や成果次第では会社員時代には考えられなかった収入が得られる可能性もあることから、収入の変動のしやすさはフリーランスの大きな魅力の一つとも言えるでしょう

自分で営業を行う必要がある

上の内容とも関連しますが、フリーランスにおける大きな注意点の一つが、自分で営業をして仕事を取ってくる必要があるということでしょう。

おそらく、フリーランスになることを検討する上で一番不安を感じるのがこの点ではないでしょうか。実際に、フリーランスになった当初は良くても、その後の案件が続かず行き詰ってしまうというケースも少なくありません。

継続して案件が続くように、スキルを伸ばしたり成果を挙げるといったことはもちろん、人脈を広げたり深めたりすることも重要です。人づてで仕事の相談を受けるというケースもフリーランスが仕事を得る手段として広く見られます。

またブログやホームページ、SNSなどを通じて積極的に自分の宣伝をすることも重要です。自分の業界におけるインフルエンサーとして一定の知名度を獲得することができれば、案件が増えるばかりか、報酬などの条件が良くなるということも期待できます。

フリーランスはある種自分自身が商品という見方もできることから、セルフブランディングはマーケティングの一環として非常に重要と言えます。

一方で、自分の名前を売ったりせずとも、近年ではクラウドソーシングやフリーランスエージェントを通じて仕事を獲得することが以前と比べて容易となってきています。

ここで重要なのはスキルや経験、実績です。継続的な自己修練を欠かせずスキルを伸ばしながら、自分が関わる案件で経験や実績、顧客からの信頼や関係性を積み上げていくことで、それによってさらに良い条件の案件獲得に繋げることもできます。

会社員以上に日々の努力やパフォーマンスが問われ、それが収入に直結することから、受け身の姿勢ではなく積極性をもって自己を高め続けることが安定的に仕事を得るためには極めて重要です。

勉強や資格取得など、継続的に自分を磨く必要がある

上の内容とも関連しますが、フリーランスはとにかくスキルが重要です。フリーランスは基本的には「身に着けたスキルで食っていく」という働き方であり、レベルの向上が仕事の得られやすさや収入の向上にもつながることから、積極的にスキル向上を図る必要があります。

したがって、フリーランスになった後も、単に仕事をこなすだけでなく、意識的に日々自己修練を行い、スキルを磨き続けることが重要です。

現在は会社員で将来的にフリーランスを目指すという方であれば、会社の方で資格取得などの教育をあっせんしてくれることもありますので、そういった機会があれば面倒くさがらず、むしろ会社のお金で自分のスキルを伸ばせる貴重な機会として積極的に活かしましょう。

もし自律的かつ継続的にスキルを磨き続けるようなライフスタイルを望まない場合は、フリーランスを選択する前に、果たしてフリーランスとなることが自分に取って本当に良いことなのかどうかを改めて検討した方が良いかもしれません。

人脈の重要性を認識し、大切にする

上で述べた「自分で営業をする必要がある」という内容にも関連しますが、フリーランスとして仕事を得る方法はいろいろとあります。

近年ではエージェントやクラウドソーシングといったサービスやプラットフォームなどが多くあり、それらを通じて仕事を得るということも一般的になってきていますが、依然として前職の同僚や、以前仕事を一緒にしたことのある人からの紹介など、人づてで仕事を紹介してもらうというケースも多く見られます。

特にフリーランスになりたてで仕事が安定しない時期は、仕事が得られる可能性のあるチャネルを広く持っておくことが重要です。

そのため、できればフリーランスになる前に、交流会や勉強会などに積極的に参加して人脈を広げ、深めておくのがおすすめです。事前に、ある程度仕事が得られそうな関係性を多くの人と構築しておくことで、いざフリーランスになった後に仕事が見つからないというリスクを軽減することができます。

また補足として、人づてでの紹介で仕事を受けた場合、その仕事の成果は紹介した人自身の評判にも関わることから、特に高い成果を挙げるように心がけましょう。

その仕事ぶりが認められれば、クライアントから継続して案件をもらえる可能性が高まる上に、紹介してくれた人からも「安心して仕事を紹介できる人」という信頼が得られます。その結果、さらに次の仕事に繋がるという好循環が生まれます。

人脈は人と人の関係である以上、信頼ベースで成り立っています。
信頼は一度壊れてしまうと復旧が難しい一方で、しっかりと貢献すれば信頼はどんどんと深まっていき、さらに色んな人や仕事を紹介してくれることにも繋がることから、特にフリーランスの方は人脈の重要性を強く認識し、大事に育てていきましょう。

高い自己管理能力(セルフマネジメントスキル)が求められる

フリーランスの大きな特徴として、「労働基準法が適用されない」という点が挙げられます。

例えば、会社員であれば当たり前であった労働時間の上限や、必ず休日が毎週存在するいった規定の対象外となります。そのため、フリーランスは時間の制限なく仕事をするという働き方も可能となっています。

しかし制限がないからこそ、過労のリスクといったものも含めすべて自分でマネジメントする必要があります。つまり、フリーランスには自ら仕事の量やスケジュールをコントロールする自己管理(セルフマネジメント)が欠かせません。

またフリーランスは会社員と違い、何かあった時に会社や上司が自分の代わりに責任を取ってくれるということはありませんので、基本的に自分で仕事の責任を取る必要があります。

自由が得られる一方で、自己責任のもと仕事を行うということがフリーランスの働き方の大きな特徴であり、それゆえにフリーランスとして成功するためには高い自己管理能力が必須となる点には注意が必要です。

自分の強みが活かせる仕事に取り組みやすい

フリーランスには、「自分の強みを活かしやすい」という特徴もあります。

会社員の場合は、得意不得意に関わらず、基本的には上司からの指示など業務命令に従って仕事をこなしていく必要がありますが、フリーランスの場合は自分で仕事を選択することが可能です。

またクライアント側としても、当然その仕事が得意なフリーランサーを探していることから、自分の得意や強みをベースに仕事をしやすいと言えます。

クレジットカードが作れない、ローンが組めないことがある

フリーランスにおける注意点の一つに、クレジットカードが作りにくい、ローンが組みにくいという点があります。

フリーランスになった後で、仮に収入が会社員時代と同等やそれを超える場合であっても、フリーランスでは審査が通らなかったり、ローンを組める金額が下がってしまったりするケースもあります。

その理由としては、収入が変動しやすいフリーランスに比べ、会社員は給与所得により収入が安定していることが挙げられます。

したがって、会社員からフリーランスになることを検討されている方は、退職する前にクレジットカードの発行やローン組みを済ませておくのがおすすめです。


以下の記事では、フリーランスのメリットやデメリットについても詳しく紹介していますので、フリーランスを目指す方はぜひ参考にしてみてください。

フリーランスを仕事にするメリット・デメリット、そして年収の実態とは?

おわりに

フリーランスの人口や市場規模が拡大していることからも、フリーランスを目指す人・フリーランスとして働く人が近年増えています。

そうしたなかで「フリーランス」という働き方の魅力についてさまざまな場所で広く語られるようになりましたが、フリーランスには良い点がある一方で、本記事で述べたような注意が必要な点もあることを認識したうえで、しっかりと検討することが重要です。


ITフリーランスのための求人・案件情報を提供するわたしたちA-STARでは、単なる案件紹介のみにとどまらず、担当のコーディネーターがひとりひとりに寄り添いながら懇切丁寧に対応させていただきます。

少しでもフリーランスにご興味がありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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